【ネタバレあり】惰性クラブ

『惰性クラブ』の備忘録兼感想です。
事前に情報として耳にしていたとおり、観る人やタイミングによって感じ方が異なる作品だなと思いました。

概要だけ聞いた時、「これは自分にとってはしんどい作品になるかもしれないな……」と思っていて、田舎特有の閉塞感や、生まれた時から東京(都会)にいる人との可能性の格差は、やはり見ていて苦しくなる部分もありました。

でも、この作品は決してそれだけではなく、大切な場所や思い出を懐かしんだり、失敗からもう一度踏み出すきっかけを描いていたりと、直哉たちに自分を重ねながら、お芝居はもちろん照明や音楽まで味わい尽くせた作品でした。

私は何でも言葉や行動に意味を探してしまうタイプなので、考えすぎだったり見当違いな解釈もあるかもしれませんが、自分なりに感じたことを備忘録として残しておこうと思います。

ちなみに、これまで防振双眼鏡はライブの時だけレンタルしていましたが、今回ついに自前のものを購入しました。

舞台で使うのは今回が初めてだったものの、表情の変化はもちろん、瞳の潤みまで見えるほど鮮明で、作品に対する解像度が一気に上がりました。

演技の細かなニュアンスまで受け取ることができて、「舞台で防振双眼鏡を使うとこんなにも見える景色が変わるんだ」と感動しました。

 

①惰性クラブの日常

真っ暗な倉庫で、エアコンもつけず電気ストーブの前で「さっむ」と言いながら暖を取る直哉。

そこへ突如現れるゴキブリ(慌てる直哉がかわいい)。

その後、和希と順平も合流し、退治しようとするものの失敗。

ゴキ退治について「やみくもに動いてもダメ」と熱弁する姿は、過去に挫折を経験した直哉をどこか重ねているようにも感じた。(もちろん直哉本人が意識して話しているというより、脚本としてそう見せているのかなという印象。)

一旦ゴキ退治は保留となり、和希がエアコンをつけようとするものの、リモコンが見つからないと話す直哉。

ただ実際には、リモコンは直哉のすぐ後ろに置かれていた。

ここは、まだ視野を広く持てていない直哉を描いているのかなと思った。少し周りを見渡せば見つかるもの(=状況を変えるきっかけ)がすぐ近くにあるのに、それに気づけていない現在の直哉を表現しているようにも見えた。

1年があっという間だったと話しながら、何も成し遂げていないことに表情を曇らせる順平。

「生きた」とやけくそ気味に返す和希。

順平を明るく励まし、大晦日もここに集まろうと提案する直哉。

現状と向き合わなければならないと思っている順平と、心のどこかではそう感じながらも考えることから目を背けているように見える直哉と和希。

この時点で3人とも今の自分に満足していないことが伝わってくるからこそ、後の梨奈の言葉がより胸に刺さった。

ゴキブリに怯えて抱き合う男3人組をよそに、あっさり踏みつぶす梨奈。

この時の3人の驚いた表情が本当にかわいい(笑)。

さらに「1匹いたら100匹いる」と梨奈が言うと、思わず全員が足を上げる姿もかわいかった。

それでも直哉は「よし!我慢しよう!」とその場に留まろうとする。

ゴキブリのことだけではなく、「現状を変えずにやり過ごそう」とする直哉の姿勢も重ねて描いているように感じた。

不審な男がまちに現れており、それが直哉たちではないかと菅原に疑われていることを梨奈が伝える。

「いつか本気を出す時がくるはず」と話す和希に、「いつかっていつ?」と厳しい言葉を投げかける梨奈。

梨奈は、この物語の中でも特に"本質"を問い続ける存在として描かれているように感じた。

後のストーリーで明かされるように、彼女は両親の離婚をきっかけに宮崎へ転校し、母親のために地元を離れないと決めている。理由は母親の存在ではあるものの、自分なりの生き方の軸を持っている点は直哉たちとは対照的だった。

だからこそ、梨奈は直哉たちに「このままではいけない」と一番強く伝えたかった人物なのではないかと思う。

その後も、不審者が熊ではないかと冗談を言ったり、「取材されるぞ」とふざけたりする3人に対して真剣に怒る姿からも、その思いが感じ取れた。

 

②雄太の帰省

そこに現れるのは、かつて惰性クラブのメンバーだった雄太と、恋人の汐音。

スタイリッシュな服装に身を包み、「東京で成功している人」を演じる雄太(実際はそうではない)の登場に困惑する直哉たち。

直哉は特に、自分は東京で挫折した一方で、雄太は成功しているように見えたことに、少なからず負い目を感じていたのではないだろうか。

本当は惰性クラブの仲間に会いたくて帰ってきたはずなのに、お互い素直になりきれず、気まずさを抱えたまま和希と衝突してしまう。

和希は本当に感情がそのまま行動に出るタイプでわかりやすい。でも、順平や直哉が感情を飲み込むタイプだからこそ、この素直さもまた物語の大切な役割を担っているように感じた。

一方で汐音は、惰性クラブに来たばかりで全員と初対面にもかかわらず、臆することなくその空間へ入っていく。

私には、その姿が長年大切にしてきた場所へ踏み込まれてしまうようにも映った。

惰性クラブに足を踏み入れた時の「すごーい」という軽いリアクションからも、どこかそんな印象を受けた。

(パンフレットでも、雄太はそんな汐音との距離感に戸惑いを感じていることが語られていた。)

「東京は疲れない?」という直哉の問いに、「生まれが東京だから感じない」と答える汐音。

汐音に見下す意図はまったくないことはわかっている。それでも、その何気ない一言が、私には東京で育ったことの"当たり前"を語っているように聞こえた。

その瞬間、思わず直哉と自分を重ねてしまった。

正直に言うと、私は少し苦手なタイプだと感じた。

もちろん、それは汐音自身が悪いということではない。

自分にはない環境や価値観を自然に持っている人だからこそ、どこか距離を感じてしまったのだと思う。

だから、この場面は東京で育った人が観たら、またまったく違う受け取り方になるのではないかとも感じた。

東京は、地方で育った自分にとっては羨望の場所だった。生まれ育った環境は、自分の力だけでは変えられない。だからこそ、直哉が抱えていた劣等感や息苦しさにも強く共感してしまった。

気を遣いながら何とか雄太と言葉を交わしていた直哉も、次第に口数が減っていく。

梨奈から「なんで黙っているの」と指摘されると、その場に居づらくなったのか、倉庫を飛び出していってしまう。

 

②菅原の登場

不審者の件で順平たちのもとを訪れる菅原。

出演者情報を見て観劇したにもかかわらず、菅原役がとろサーモン・村田さんだということをすっかり忘れていて、「この俳優さん、ものすごく演技がうまい」と素直に驚いた。普段お笑いを見る機会があまりないこともあって、その存在感に引き込まれた。

不審者の特徴が「ゆったりした服装」だったことから、和希や順平を疑う菅原。

このコミカルなやり取りは毎回本当に面白く、大阪公演ではさらにアドリブにも磨きがかかっていた(イオンのフードコートの紙コップの話には思わず笑ってしまった)。

「お前らそれぞれがダボっとしてるもんなぁ!」という一言は、服装だけでなく、惰性のまま過ごしている彼ら自身にも向けられた痛烈な皮肉のように感じた。直前まで笑っていた空気が、この一言で一気に張り詰める演出が印象的だった。

菅原は惰性クラブを解散することを提案する。言葉こそ厳しいが、外から見た彼らの印象や、この町で暮らし続けるうえでの生きづらさを案じているからこその発言だったのだと思う。

暴走族のように騒音を立てているわけでもなく、倉庫の中で悪いことをしているわけでもない。それでも、若者がいつも集まっているというだけで目立ってしまう。そして、その情報があっという間に地域へ広まり、いつの間にか尾ひれが付いてしまう――そんな田舎特有の空気もリアルに描かれていた。

大人の中では直哉たちに最も近い立場だからこそ、菅原自身も似たような経験をしてきたのかもしれない。だからこそ、彼らがこの町で生きていくための道筋を示そうとしていたように感じた。

もちろん、そんな菅原の真意を和希が知る由もない。「自分たちのことは自分たちで決める」と反発するのも、ごく自然な反応だったのだと思う。

そこへ、何事もなかったかのように明るく戻ってくる直哉。その直後に暗転し、物語は過去の回想へと入っていく。この切り替えも印象的だった。

 

④過去回想

■高校1年生:サッカーを諦めることを父に伝える

卒業アルバムには「2013」と書かれていたので、そこから考えると現在の直哉は20代後半くらいなのだろうか。

それまでの「大人になった直哉」と、高校生として父と向き合う直哉はまるで別人で、そのギャップに驚かされた。

特に大阪公演では、そのギャップがさらに際立って感じられた。自分の受け取り方の変化なのか、それともお芝居自体が少しずつ深まっていったのかは分からないけれど。

「だからレベルが違うと言ったじゃないか」という父に返した「うん」の一言も印象的だった。ぶっきらぼうでも、大人ぶった返事でもなく、どこか幼さの残る言い方で、高校生らしさが自然に伝わってきた。

ドアの外から「おい、ヘタレ~!」という声が飛んでくる。この一言だけで、実力差だけではなく、当時の人間関係も決して良いものではなかったことが伝わってくる。だからこそ、後に惰性クラブが直哉にとって「安心できる居場所」になっていく流れにも説得力があった。

この後の父との場面も含め、もう少し父と話したいという気持ちが、ほんのわずかな仕草や間から伝わってくる。その繊細なお芝居がとても好きだった。

 

■高校1年生:梨奈・順平とサッカー観戦

梨奈と順平がおそろいのヘアピンを付けているのがかわいらしかった。

実力不足でサッカーを止めたことは話しておらず(完治しない怪我と話している)、倉庫を寄り場として集まることを楽しんでいる様子。

一方で、直哉が何気なく口にした「どうせ家、誰もいないんだろ?」という一言からは、順平も家庭環境に何かしらの事情を抱えていることがうかがえた。

だからこそ、3人でこの場所に集まる時間が心地よかったのだろう。惰性クラブは、そんな居場所から始まったのではないかと感じた。

 

■高校2年生:サッカーを止めた本当の理由がバレる

「サッカーのことはもういいから」と話す梨奈の姿からは、彼女は(順平もかもしれないが)以前から真実に気付いていて、それでも直哉自身が話せる日まで、あえて見守っていたのではないかと感じた。

いつまでも気付かないふりはできない。その時が来ただけだったのだと思う。

「これからどうするの?」と聞く梨奈に「まだ2年あるのに?」と驚く直哉。

梨奈が県外へ進学してしまうのではないかと、不安そうな表情を浮かべる直哉。

自分だけが立ち止まったままで、仲間だけが前へ進んでいく。その寂しさや焦りが、表情から強く伝わってきた。

 

■高校2年生:雄太との出会い

■高校3年生:和希との出会い

「これぞ青春」と感じさせる、この場面の音楽と照明がとても好きだった。

照明について詳しいわけではないが、ほかの場面よりも明るい白い光が印象的だったように感じる。差し込む日差しを思わせるような照明が、学生時代のまぶしく輝く時間をまっすぐに伝えてくれていた。

この場面は直哉の視点で描かれているが、雄太にも和希にも、それぞれここへたどり着くまでの人生や事情があったのだと思うと、「仲間っていいな」と改めて感じた。

ただ、場所も顔ぶれも変わっていないはずなのに、今のみんなはあの頃のようには楽しそうに見えない。その変化が、かえって胸に刺さった。

 

■高校3年生:母親の逝去

「男2人になってしまったな」と話す父。

「大丈夫?」という直哉の言葉にも返事を返すことができなかった父。

子どもの頃は「大人なんだから」と思ってしまうけれど、大人になった今だからこそ、子どもが思っているほど大人は大人ではないのだと感じる。当時の父には直哉の気持ちを受け止める余裕がなかったのだろう。

それでも、勇気を振り絞ってかけた「大丈夫?」に応えてもらえなかったことは、直哉にとって少なからず心の傷として残ったのだと思う。

 

■高校3年生:惰性クラブ誕生

将来の話をするメンバーをよそに、直哉はいつものように「なにする〜」と気だるそうにソファへ身を預ける。

「ここが快適」と話す直哉。この倉庫は、挫折した自分を受け入れてくれた場所であり、大切な仲間と出会えた場所でもある。そんな時間を積み重ねるほど、この場所は直哉にとって何より居心地のいい居場所になっていったのだと思う。

そうして、この場所は「惰性クラブ」と呼ばれるようになる。

高校卒業を前に、菅原が地元へ戻りラーメン店を開業することを知る。

順平が「すごい!すごい!」と目を輝かせている姿がとてもかわいい。本編ではどこか曇った表情が多かった順平が心から笑っていてほっとしたし、菅原の行動力をまっすぐ称賛する姿からは、「何かを成し遂げたい」という気持ち自体はずっと強く持っていたのだろうと感じた。

一方の直哉は、「どうせ失敗する可能性があるなら、最初からやらない方がいい」と否定的な言葉を口にする。一度大きな挫折を経験したからこそ、新しいことに挑戦するのが怖くなってしまったのだろう。

言葉は順平や菅原へ向けられていたけれど、本当は誰よりも自分自身に言い聞かせていたように感じた。

そして卒業。ここで流れる音楽は、自分には『仰げば尊し』をモチーフにアレンジしたように聴こえたのだけれど、合っているのだろうか。シルエットの中でひらひらと舞うものも桜の花びらに見えて、学生時代の終わりを象徴しているように感じた。

学生時代という大きな時間が終わる寂しさと、自分自身の学生時代を重ねた懐かしさ。

そして、順平が舞台上であえて少し乱暴に梨奈とのお揃いのヘアクリップを外す仕草からは、「何者かにならなければならない」という葛藤まで感じられて、この場面は毎回胸がいっぱいになった。

 

■19歳:高校卒業後の惰性クラブ

みんなの服装がいかにも大学生らしくて(特に雄太)、見た目だけでも少し大人になったことが伝わってくる。梨奈は高校生の頃から垢抜けていてかわいい。

一方で現在の梨奈は、おしゃれを楽しむ余裕よりも日々を過ごすことを優先しているように見えて、この頃はまだ将来への焦りや不安をそこまで抱えていなかったのかなと感じた。

それにしても、この頃の直哉がとにかく優しい。「26巻?」と後ろからそっと声をかけたり、髪についたゴミを自然に取ってあげたり、飲み物を勧められて「大丈夫」と穏やかに返したり…。何気ない仕草の一つひとつが本当に自然で、思わず見入ってしまった。

明らかにいい雰囲気の2人に挟まれて、雄太は気まずくないのかな…と余計な心配をしていたら、突然「俺、就職する!」と宣言して勢いよく飛び出していく。

驚いて追いかける直哉。そこへ父が現れ、静かに作業着を手渡す。

 

■20歳~:父の仕事を手伝う→東京へ飛び出す→挫折し惰性クラブへ戻る

父の仕事を手伝うようになるものの、どこか作業に身が入っていないように見える。

道具を置く所作も東京公演より少し乱暴に見えた。高校1年生のシーンも含め、大阪公演では父の前でより子どもらしさが際立っているように感じた。

衝動的に「東京に行きたい」と切り出す直哉。しかし父は、その言葉を最後まで受け止めようとはしない。

サッカーを辞めた時や母を亡くした時には、「父と向き合いたいのに向き合えない」というもどかしさが感じられた。

一方、この場面では、その気持ちが少しずつ諦めへと変わってしまっているようにも見えた。後に語られる「遮られたと思った」という言葉にもつながっているように感じる。

誰にも告げず地元を飛び出し、東京で映像関係の仕事に就く直哉。

しかし仕事に身が入らず、「みんな本気なんだぞ。舐めんなよ」と厳しく叱責される。

「わからないんです……」と漏らす直哉。

その背後に映し出される「自分がなぜここにいるのか」という言葉が胸に刺さった。

自分も生まれ育った土地を離れて就職し(当時は勤務地を選べるような状況ではなかった)、数年間働いた。仕事そのものは順調だったけれど、生活が変わっていく中で、「今、自分がここにいる意味は何なのか」と考え続けた時期があったことを思い出した。その後Uターンし、その選択を後悔したことはない。でも、キャリアを重ねた今だからこそ、改めて考えることもある。「東京」に行けばすべてが解決するわけではない。結局は、自分がどこで生き、何をしたいのかという問いからは逃げられない。場所ではなく、自分自身と向き合うことでしか答えは見つからないのだと思う。

惰性クラブへ戻った直哉は、今自分が立っている場所を確かめるようにゆっくりと扉を閉め、一歩ずつ中へ進み、ソファへ身を預ける。

そして苦しそうに「あぁ……あ……」とだけ漏らし、回想シーンは幕を閉じる。

また失敗してしまった自分への落胆。ここへ戻ってきたことへの安堵。そして、その安堵を覚えてしまうことへの後ろめたさ。

きっと一つの感情では表せない、さまざまな思いが「あぁ……あ……」というわずかな声に込められていたのだと思う。

個人的には、この作品の中でも特に心を掴まれた場面の一つだった。

 

⑤町内会長・仲村との対峙

順平が姿を消し、「東京に行くんじゃないか」と焦る直哉。

過去に梨奈が県外へ行ってしまうかもしれないと不安になった時と同じように、周囲が変わっていくことへの恐れが伝わってくる。

この場所は仲間と安心して過ごせる居場所である一方、「自分だけが取り残されるかもしれない」という不安を生み出す場所にもなってしまっていたのだと思う。

そんな直哉の気持ちを梨奈が諭すと、直哉は思わず「じゃあなんで梨奈はここに来るのか。俺らが頼んだ?」と言い返してしまう。こういう時、いつも間に入ってくれていた順平はもういない。

「確かに…なんで私ここにいるんだろう…」と自問する梨奈。

冒頭では一歩引いた立場から3人を見つめ、変わることを促しているように見えた梨奈も、実は彼女自身、この場所とのつながりを手放せずにいたことが伝わってくる場面だった。

そこへ父、町内会長、仲村、菅原がやって来る。菅原のどこか気まずそうな表情や、直哉と目が合った時に見せる何とも言えない顔からは、彼自身も直哉たちと町内会長の間で板挟みになっていることが伝わってきた。

明らかに挙動不審で怪しさ満点の仲村に同調し、直哉たちを不審人物だと決めつける町内会長。今にも泣き出しそうな表情で怒りをあらわにする和希。一方の直哉は、反論する気力すら失ったかのように、その場へ座り込んでしまう。

「今日は警告に来ただけ」「ここで暮らしていくためのチャンスをあなたたちに与えてるの」と言い放つ町内会長。その言葉からは、「この町で暮らしていくなら従うしかない」と言われているような息苦しさを感じた。町を守りたいという気持ちは伝わってくる一方で、相手を理解しようとするよりも押さえつけるような印象が強く、私には田舎特有の閉塞感を象徴しているようにも映った。このやり方では、若い世代はますます町から離れてしまうのではないか、とも感じた。(もちろん、この出来事を経て町内会長自身が変わるのであれば話は別だが。)

その言葉を聞き、立ち上がって感情を爆発させる和希を制する直哉。静かに直哉が「だったら…」と町内会長へ向き合うが、その先の言葉を発する前に菅原が止めに入る。

ここで直哉が何を言おうとしたのかは明言されていないが、私は「こんな町、出て行ってやるよ」と続けようとしたのではないかと感じた。

菅原からも「(直哉たちは)監視しますから」と告げられ、ショックを受けながらも「監視って何ですか?」「こっちを見て言ってくださいよ」と必死に訴える直哉。

菅原自身も、このやり方が正しいとは思っていない。それでも、この町でこれからも生きていく立場として、そう言わざるを得なかった葛藤がにじんでいるように見えた。

菅原に投げ飛ばされた和希は、その勢いのまま倉庫を飛び出していく。

和希が飛び出していったあと、「また一人消えた…」と静かに口を開いた仲村の態度が一変する。不審者情報は仲村のでっち上げで、その理由は楽しそうに過ごす直哉たちへの羨望と嫉妬だったことが明らかになる。

登場した時から怪しさを感じさせる存在ではあったけれど、その狂気がどこかリアルに感じられて怖かった。一方で、仲村の感情の根底にある孤独も理解できる部分があった。自分自身、直哉たちのように卒業後も毎日のようにつるむ仲間がいたわけではないからこそ、母親を亡くし一人になった仲村が、直哉たちの関係性を羨ましく思う気持ちが、次第に疎ましさへ変わってしまう過程は理解できてしまった。ただ、それでも刃物を持ち歩くという行動に至ることとは別の話ではあるけれど。

「誰かといるのは楽しいやろう」と話す仲村に対し、直哉は震えながらも確かな怒りを込めた声で「楽しいだけじゃないですよ…」「ふざけるな」と言葉を振り絞る。この場面で、これまで自分の本心をあまり語らなかった直哉が、初めて自分の中に抱えていたものをさらけ出したように感じた。

人は誰かの見えている部分だけを見て、その人のすべてを判断してしまいがちだと思う。SNSが発達した今は、なおさら他者の良い部分と自分を比較してしまうことも多い。

この作品で描かれている「外から見える幸せ」と「本人が抱えている苦しさ」の違いは、現代にも通じるものがあるように感じた。

これまで直哉たちの前で明確にどちらかの味方をすることがなかった父が、仲村に対して「彼らに謝らんか!!」と激昂する。

この場面で、父は決して直哉たちを疑っていたわけではなく、言葉にはしないながらも彼らのことを信じていたのではないかと感じた。

直哉に「大人は無力だ」と語っていたように、父自身もどう関わるべきか悩んでいたのかもしれない。それでも、彼らが傷つけられることに対しては黙っていられなかったのだと思う。

この後、仲村は謝罪の言葉を残すことなく、嗚咽しながら倉庫を後にする。

7/3公演では、和希が勢いよく飛び出した際に扉に関するハプニングがあったが、その後の対応が本当に見事だった。演者さんとスタッフさんが自然に連携し、作品の流れを止めることなく進めていく姿に、改めて舞台は生ものなのだと感じた。何十公演と続く中でも、一公演一公演に集中して向き合う演者さんやスタッフさんのプロフェッショナルさを実感した瞬間だった。

 

⑥父・梨奈との対話

仲村が姿を消した後も、呆然とその場に残る直哉と梨奈。一方で、大人たちは荒らされた場所を片付け、仲村が持っていたものを処理しようと動いていた。
ここでも、感情を抱えながら立ち尽くす若者たちと、現実的にその後始末を担おうとする大人たちとの違いが印象に残った。

その後、町内会長が直哉にかけた「嫌いにならないでね。生まれた場所だから。」という言葉。
故郷への思いを語る言葉である一方で、私には彼女自身の不安や葛藤もにじんでいるように感じられた。パンフレットで語られていた彼女自身の背景も踏まえると、直哉たちに自身の経験や思いを重ねていた部分もあったのかもしれない。

ただ、「生まれた場所だから大切にするべき」という価値観が当然のものとして押し出されることには、個人的に複雑な思いもあった。自分自身、故郷に戻る選択をした側ではあるけれど、それはあくまで自分で選んだことであり、誰にとっても同じ形が正解ではないと思っている。

その後、直哉の父に向けた「役に立ってくださいね」という言葉からは、町を守るという責任感がある一方で、直哉たちを「守るべき一人ひとり」として見るよりも、まちを維持するための存在として見てしまっているようにも感じられた。

もちろん、彼女自身も町内会長という立場の中で、地域を守るために背負ってきたものや葛藤があったのだと思う。それでも、この出来事をきっかけに彼女がどのように変化していくのか、またこのまちがどう変わっていくのかが気になった。

仲村のもとへ向かおうとする町内会長に続き、菅原もその場を離れようとする中で、直哉たちに向けて「すまん」「申し訳ない」と謝罪の言葉を口にする。

その言葉に驚いたように顔を上げる直哉の表情が印象的だった。

これまで直哉たちに対して厳しい言葉をかけることもあった菅原が、自分の言動について謝る姿からは、彼自身もまた葛藤を抱えていたことが感じられた。

和希を捜しに行くため菅原が倉庫を後にした後、直哉が梨奈のもとへ向かおうとする。しかし、梨奈も外へ出ることを選び、直哉は父と2人きりになる。

お互いに何を話せばいいのかわからないような空気の中、父から「使っていないコンセント、全部抜くぞ」という言葉が出てくる。
その言葉は、父なりの不器用な気遣いや照れ隠しのようにも感じられた。

1人でコンセントを抜き始めた父に対し、直哉は静かにゆっくり「すみませんでした…」と頭を下げる。自分たちが犯人ではなかったことがわかったとしても、疑われるような状況を作ってしまったことへの思いは残っていたのだと思う。普段、アイドル川島如恵留として見せている姿からは想像できないほど小さく丸まった背中が、直哉の抱えてきた寂しさや葛藤を表しているように感じた。

「どうしたいか考えろ」と伝える父。すぐには答えを出せず、自分でコンセントを抜き始める直哉に、父は「大丈夫」と声をかける。その言葉を受けた直哉が、これまで胸の奥にしまっていた「もっと父さんと話したかった」という気持ちを吐露する。

サッカーを止める時も、母を亡くした時も、東京へ行きたいと話した時も、直哉はきっと父に伝えたいことがあったのだと思う。でも、その時々で父は直哉の気持ちを十分に受け止めることができなかった。その積み重ねが、東京へ行きたいと話した時の「遮られたと思った」という言葉につながったのではないかと感じた。

でも、父も決して直哉を大切に思っていなかったわけではないと思う。むしろ、直哉を一人の人間として尊重していたからこそ、これからどうするのかという部分に目を向けていたのかもしれない。サッカーを止める時も東京へ行きたいと話した時も、父は直哉の未来を考えて言葉をかけていたのだと思う。一方で、直哉がその瞬間に抱えていた不安や葛藤に寄り添うこととは少し違っていたのかもしれない。直哉はきっと、答えや助言ではなく、父に自分の気持ちを聞いてほしかったのだと思う。

「すまん」と話す父に、「もういいけど」と優しく答える直哉。その表情には、これまで胸の内に抱えていた思いをようやく言葉にできた安心感がにじんでいるように感じた。

梨奈を呼んでくるよう父に促され、立ち上がって背を向けた瞬間に涙を拭う仕草も印象的だった。

梨奈に「入っておいで」と伝える直哉。

姿は見えないものの、入ることをためらっているであろう梨奈に、優しい声で「おいで。大丈夫。」と伝える姿が印象的だった。

父が倉庫を出る時に「ありがとう」と伝える声色からも、父との関係の中で直哉自身が少し前へ進めたことが感じられた。

梨奈と2人になり、梨奈は中学生の頃、仲間に入った時のことを思い出したことを話し始める。先ほど直哉がかけた「おいで。大丈夫。」という言葉が、転入したばかりで1人だった梨奈に声をかけた当時の直哉の姿と重なったのかもしれない。

「ここに来るのは直哉たちがいるから。だけど、それが歯がゆくもある。」と梨奈は自分の素直な気持ちを語る。その言葉を受け、直哉も「失敗するところを見せたくなかった」と、これまで隠していた思いを打ち明ける。

特に梨奈に対しては、1人だった彼女を受け入れた過去があるからこそ、自分を頼りにしてくれていることを感じていたのではないかと思う。だからこそ、これ以上弱い姿を見せたくなかったのかもしれない。

「知ってた」と話す梨奈。2人を包む空気が、19歳の頃を思い出させるような雰囲気に変わっていく。

初見では、19歳の時点で直哉と梨奈は付き合っていたのではと思った。

ただ、直哉が何も告げずに東京へ行ったことや、冒頭の倉庫での2人の距離感を見ると、現在はそういった関係ではなく、互いに思いを抱えたままの状態なのかもしれないと感じた。

19歳の頃と重なるような空気感になった2人が、これからどのような関係になっていくのかも気になるところだった。

 

⑦再び惰性クラブメンバーの集合

2人が穏やかな時間を過ごしているところへ、再び雄太と汐音が訪れる。「ダメだった?」という雄太の言葉に対し、直哉は「ダメなんてことない。大丈夫」と返す。

そこへ和希が抜き足差し足で戻ってくる。この時、雄太と直哉が笑い合っている姿がとてもかわいらしく、思わず頬が緩んだ。

菅原と和希が抱き合っていたことを雄太に暴露される和希。あれだけ激しくぶつかり合っていた2人だけれど、なんだかんだで和希が菅原を一番慕っているようにも感じられるし、菅原も和希のことを気にかけているように見えた(服をプレゼントするほどの関係性も含めて)。

和希の「そっちは大丈夫だったか?」に「ああ」と返し、無事に事件が解決したことに、直哉と和希はそれぞれ互いを強く抱きしめる。

そんな2人を茶化す雄太に対し、和希は照れ隠しをするように「いつ東京に帰るのか」と尋ねる。

汐音から、自分は先に東京へ戻るものの、雄太はもう少しここに残ることが伝えられる。

パンフレットでは、汐音は雄太との結婚も考えている一方で、なかなか決断できない雄太に対し、地元で過ごす時間を持つことを勧めていたことが語られている。彼女自身も、これからの2人の関係を考えるための選択だったのかもしれない。

それを踏まえると、「帰るためにもう少し留まる」「大丈夫」と汐音に伝える雄太の言葉には、彼なりの決意が込められているように感じた。

ここで、これまで明るく飄々としていた汐音が初めて表情を崩す姿が見られたように思う。いつも周囲を明るくする存在である彼女にも、迷いや不安を抱える瞬間があるのだと感じ、少し安心した。

その後、不審な音とともに大きく崩れる荷物たち。

ここで荷物が崩れること自体は、直哉のこれからの決断を直接左右するものではなかったように思う。それでも、なぜこのタイミングでこの演出が入るのか考えていて、積み上げられた荷物は、これまで直哉たちが過ごしてきた長い年月や、積み重ねてきた思い出を象徴しているのではないかと感じた。

そして、それが崩れたことで、直哉たちがこれまで積み重ねてきたものと向き合い、次の一歩を踏み出そうとしている状況を表しているようにも思えた。

菅原のラーメンが実はおいしくないという話で盛り上がる一行。反発する和希が菅原のことを「様」付けで呼んでいる姿からも、すっかり慕っている様子が伝わってきて微笑ましかった(笑)。

その中で、和希の口から、菅原が仲村に必要なものは「あたたかいもの」だと考え、ラーメンを食べさせようとしていたことが明かされる。

それを聞いた直哉は、「それなら…」と何かを言いかけるようにして、下を向いて黙り込む。恐らく「大丈夫」と続けようとしたのではないかと思った。でも、「大丈夫」と口にすることはなかった。これまでの直哉なら、自分の弱さを隠すように「大丈夫」と口にしていたのではないかと思う。これまでは苦しい時ほど周囲を安心させるように振る舞い、自分の気持ちを後回しにしてきたように見えた直哉。しかしこの瞬間は、無理に「大丈夫」と口にする必要がなくなったのではないかと感じた。そんな直哉に、梨奈が「怖かったねぇ」と声をかける。

静寂の中、突然、「なにする5!」と口火を切る雄太。それに続き、メンバーが「なにする4!」「なにする3!」と声を重ね、最後に「なにする1」となった汐音。何をするのか考えるように言われ、悩む汐音に対して、和希が「時間はたっぷりある」と声をかける。

その言葉自体は汐音に向けられたものだけれど、直哉に向かってそう語りかける姿からは、これからの直哉、そしてもしかすると自分自身にも向けた言葉のように感じられた。

「何もしない。だってここは惰性クラブだから。」と案を出す汐音に、「採用です」と笑顔で応える直哉(『採用です』の言い方がとてもかわいかった)。

その後、「でもこれが最後。もうええやろ。」と仲間に伝え、メンバーが驚いた表情を見せる中、それぞれがなにもしない時間を過ごす。

これまでのことを思い出しているのか、直哉の瞳には徐々に涙が溜まり、思わず天井を見つめる。

「なにする2」になった直哉が何を提案したのか、それは明確な言葉では語られていない。台詞がない中で、直哉が観客に背を向けて発言する動きを見せた直後、メンバーの表情が変化することで、「惰性クラブを解散する」という決断を伝えたことが読み取れる演出がとても印象的だった。

あの場面は、時間の流れがよりゆっくりになったように感じた。そんな中で、唯一梨奈だけが直哉の言葉を聞いた後、静かに笑みを浮かべている。ずっと変わってほしいと思っていた梨奈だからこそ、直哉が自分の意思で一歩踏み出そうとしている姿を嬉しく思っていたのではないかと感じた。

 

⑧順平の帰宅

夜が明けて戻ってきた順平。一度身体を休ませ、再び倉庫に集合することを直哉から聞き、困惑した表情を見せる。

菅原から厳しい言葉を受けた後、順平自身も1日考え続け、このままではいけないという思いを改めて強くしたことが伝わってきた。

直哉から倉庫を片付けると聞き、驚いた表情を見せた後、泣きそうになる順平。その表情から、きっと直哉と同じようなことを考えていたのではないかと思った。

それでも、倉庫を後にする時にはしっかりと前を見つめて歩き出していた姿が印象的だった。

 

⑨ラスト

1人になった後、直哉は倉庫の中にある一つひとつのものに、ゆっくりと向き合うように見つめていく。足元にあるサッカーボールを手に取り、愛おしそうに見つめる。

大千穐楽では、ボールをリフトアップする場面で思わぬ形でボールが観客側へ転がるハプニングがあった(落下はなし)。どうするのかと見守っていると、ボールを止めた後、そのまましばらく項垂れ、再びゆっくりとボールを手に取る。そして、卒業アルバムが置かれている机にボールを置いた後、いつもなら手に取っている卒業アルバムをそのまま机の上で開くという対応を見せた。

その素振りには一切焦りがなく、役者としての対応力の高さに圧倒された。

最後に、崩れたダンボールをかき分け、シャッターを開け、外に向かって「あーーーーーー!!!」と叫ぶ姿で幕を閉じる。

これから先、また失敗することもあるかもしれない。それでも、外の世界に出ることを決断したこと、そして失敗した時に「大丈夫」と声をかけてくれる仲間がいることは、直哉がこれから進んでいく上で大きな力になるだろう。

なかなか心の内を見せなかった直哉が、不安や感謝、思いやりなど、さまざまな感情を以前より素直に表せるようになった。直哉やメンバーの心情に共感しながら、彼らが変わっていく姿を見届けることで、「自分も」と勇気をもらえる物語だった。

 

そして、恐らくこの作品のキーポイントの1つにもなっている「大丈夫」という言葉。

作中でどれほど登場しているのか改めて整理してみると、自分が確認できただけでもこれだけの場面があった。

〇サッカーを辞める時、直哉が強がるように父へ向けた「大丈夫」
〇母が亡くなった時、父へ向けた「大丈夫?」

〇事件解決後、父から直哉へ向けられた「大丈夫」
〇梨奈を呼び戻す時の「おいで。大丈夫。」
〇「失敗するところを見せたくなかった」と話す直哉に、梨奈が返した「大丈夫なのに」
〇雄太の「ダメだった?」に対する直哉の「大丈夫。ダメなんてない。」
〇和希の「そっちは大丈夫だったか?」という気遣いの言葉
〇雄太から汐音へ向けた「(戻ってくるから)大丈夫」という言葉

 

サッカーを辞める時や母が亡くなった時の「大丈夫」は、直哉から発せられる一方通行の言葉であり、そこに応えてくれる人はいなかった。

そんな中で、父や梨奈から「大丈夫」と声をかけてもらえたこと、自分を受け止めてくれる人がいると知ったことは、直哉にとって大きな力になったのではないかと思う。

そして、気持ちに余裕が生まれた直哉は、「大丈夫」を受け取るだけではなく、梨奈や雄太など、他者を受け止めるための「大丈夫」を伝えられるようになった。

「大丈夫」という一つの言葉を通して直哉の変化が描かれていることに気づいた時、演劇ならではの表現の奥深さを感じ、とても面白いと感じた。

 

演技が終了し、姿を現した如恵留さんは、もう直哉ではなく川島如恵留になっていた。

初見では、いつもの如恵留さんの姿を見ることができて、すごく安心したことを覚えている。それだけ、2時間の間、直哉を直哉として見守っていたのだと思う。

美しいお辞儀をし、観客一人ひとりをゆっくりと見渡しながら笑顔を浮かべる如恵留さんからは、この場所に立てていることへの幸せが伝わってくるようで、感無量だった。

カーテンコール後に送ってくれた言葉も印象的で、如恵留さん自身の言葉を聞くことで、さらに作品への理解が深まったり、新たな力をもらえたりした。

 

自分が観劇した回のメモ。

・「守りたいものを守る強さと力強さを持ってください」
・「みなさんの大切な場所を思い出してもらえたら嬉しいです」
・「素直な気持ちを伝えてみてください」
・「閉め切ったトビラがあったら開けてみてください」
・「止まっていた時を動かすのは自分と大切な人なのかもしれません」
・「1人では開けられないトビラを一緒に開けてあげられる人になりましょう」
・「誰かの背中を押せる、『大丈夫』と声をかけてあげられるような、そんな優しい温かい気持ちを持って帰っていただけたら」(大千穐楽)

 

名残惜しさを感じながらも、早くも次の舞台が控えているという、ありがたい幸せを噛み締めている(無事当選)。

今度は如恵留さんのどのようなお芝居を見ることができるのか、楽しみです!

 

【ネタバレあり】すべての幸運を手にした男

『すべての幸運を手にした男』の備忘録兼感想です。 例のごとくメモだけ残した状態で、明日から『惰性クラブ』が始まることを機に、記憶が上書きされる前にと慌ててしたためました。

今回の舞台は原作があり、基本的なストーリーはそれに沿っているため詳細は割愛。原著(英語)も購入したもののまだ手を出せておらず……いつかじっくりと読み返す時間がとれたらなと思っています。

 

デイヴィッドはどこにでもいそうな真面目で、家族・恋人思いの優しい青年。 野球を諦めない兄エイモスに対しても、エイモスに付きっ切りな父パターソンに対しても、少し思うところはありながらも応援している。ここでのエイモスは、父からのシャツの開け閉めの指示に対しても純情に従っており、まるで父の操り人形のよう。本人はそれを喜んで受け入れて笑ってはいるけれど、どこか不気味だった……。 エイモスに対してそれだけ過保護な父も、デイヴィッドに対しては割と放任主義。よく言えば信頼しているけれど、悪くいえば無関心に見える。兄が幼稚に見える分(ここからの、のちの堕落の大野さんの演技には鳥肌)、デイヴィッドがより大人びているようにも見えた。 幼い頃から他人に認められる機会がなかったからなのか、デイヴィッドは自分がもたらした成功に対しても、それをただ「運がよかっただけ」と思っている。凍結防止アルコールが急な寒さで完売したことも、これまでの経験からの知見もあっただろうに、決して驕らない。この年齢にしては達観しすぎている姿も、家庭環境ゆえなのかなと思わされた。

※エイモスがボールの投げ方をレクチャーしている時、隅っこでボールを握る動作をしているデイヴィッドがとってもかわいかった!

 

愛するヘスター(とってもキュート!)の父アンドリューから結婚を認められず、むしろ危害を加えられようとしている状態でも、決して逃げようとはしないデイヴィッドはやっぱり真面目。足が不自由なアンドリューが困っていればすぐに助けようとする心意気もすごい。デイヴィッドの性格や、まだ闇に堕ちる前であることを考えると、彼は「助けたから結婚を認めてもらおう」と思っているわけではなく、ただ好きな人の家族を助けたいという純粋な気持ちから動いているように見えた。 一方で、ヘスターと結婚できないことに「理由は必要だ!」と詰め寄る姿からは、非常に理論的な考え方をする青年であることも窺える。だからこそ、これから立て続けに訪れる幸運に対して「何か対価を払わなければならない」という強迫観念に囚われてしまったのだろう。その片鱗が、すでにここから感じ取れた。アンドリューが亡くなった時も、「エンジンをかけなかった自分のせいだ」と自身を責め、ヘスターを労り、事故車の修理にもあたる。全方位に向けて気遣いの行動を起こしていて、とにかく“いい人”なのだ。

 

車の修理がうまくいかない中、引っ越しの挨拶に訪れたガスタフと出会う。この物語の唯一の良心的存在。初演を見終わった後、真っ先に「ガスタフこそが幸運の象徴なのでは?」と思ったくらいだ。 ガスタフが残って修理を手伝ってくれると知った時の、デイヴィッドのくしゃっとした笑顔は年相応の青年っぽさがあり、本来なら本当の兄であるエイモスに見せるべき笑顔を彼に向けていたのが印象的だった。エンジンの不調をガスタフに知らせる時と、翌日、修理がうまくいったか分からない状態でエンジンをかけようとする時の、台詞のないお芝居。デイヴィッドの心情が所作にそのまま現れていて記憶に残っている。前者では、一点を見つめるのではなく目を泳がせながら原因について思案している感じ。後者は、明らかにエンジンをかける前から不安そう。約3時間、ほとんどのシーンに出演し、台詞の量も膨大だった中、台詞がないシーンにおいてすら繊細にデイヴィッドを表現している姿に見とれてしまった。

※疲れてそのまま眠ってしまったデイヴィッドの寝顔のあまりの美しさに見とれてしまったのは、きっと私だけではあるまい……。

 

車の修理がうまくいったことをきっかけに事業が軌道に乗り、ヘスターとも結婚できて不自由のない暮らしを送るデイヴィッド。兄エイモスの一世一代のチャンスも全力で応援する姿からは、心から兄の成功を願っていることが伝わってくる。デイヴィッド自身も、自分の行動が成功へ繋がるよう、新たにミンク事業に手を出そうとしていた。車の事業の成功を「運」だと話す姿からは、彼自身が「運ではなく、自分の実力による絶対的な成功」を手に入れること、すなわち自己承認を得ることに異常なこだわりを持っているように見えた。実際は、これまでの成功も運の要素は多少なりともあったとはいえ、デイヴィッド自身の行動がもたらした結果なのに……。

※喋りながらネクタイを手際よく締めるデイヴィッド、あまりにもサマになりすぎていて永遠に見ていたかった……。

 

兄の成功を信じてプレゼントを送り、兄弟で見つめ合ってわちゃわちゃしている姿は本当に微笑ましい。スカウトマンがなかなか訪れないことに対しても、「人は誰しも自分に相応しいものを手に入れる権利がある」というデイヴィッドの言葉からは、兄のこれまでの努力を心から信じていることが伝わる。また、彼が自分自身の行動で成功を手に入れようとしているのも、それこそが自分を認められる手段の1つだと考えているからなのかなとも思う。

しかし、スカウトマンからはっきりと「不合格」を伝えられ、実力だけではなくこれまでの12年間すべてを否定された兄エイモスの絶望は想像を絶する……。もちろん夢が断たれたことも大きな絶望だが、その過程すら全否定されるなんて辛すぎる。「誰もが呪いを抱えて生きている」と、子どもができないことをヘスターの前で吐露した瞬間、その後の展開が想像できて思わず喉がヒュッとなった。台詞はないものの、明らかに「ほらな、俺の言った通りだろ」という表情をしている兄エイモス。エイモスを励ますこともできず、ヘスターをも傷つけてしまい八方塞がりのデイヴィッド。ただただ打ちひしがれている父パターソン。エイモスが静かに言葉にした「(呪いからは誰も逃げられない。)お前以外はな……」という低く暗い声が、重く静かに会場に響き渡った。

 

ヘスターの出産が近づくシーン。デイヴィッドのツテで働くエイモスが売上を持ってくる。売上の良さに声をかけるも、「いつもだろ、お前は」と完全に闇に堕ちた兄エイモス(無理もない)。そんな弟に対して嫉妬を露わにしつつも、生まれてくる赤ん坊を気にかけている姿からは、決してデイヴィッドの不幸を願っているわけではないと信じたい。それよりも、父パターソンがこの期に及んでもエイモスを「作品」と呼んでいることに寒気がした……。結局彼自身、エイモス自身の成功を願っていたわけではなく、エイモスを通して自分の夢を叶えることに固執していたのだ。せめて、スカウトマンからNoを突き付けられた日以降だけでも、エイモスに対して心からの贖罪の言葉を発したり支援ができていたりしたら、もしかすると2人の関係性も変わったのかもしれないのに。パターソンとエイモスの出演シーンはここが最後。エイモスがこれから新しい人生を見つけることができるのか、とても気になる。

まもなく子どもが生まれようとする瞬間ながら、J.B.からベビーカーの話題を振られて明らかに顔を曇らせるデイヴィッド。以前ヘスターが転んだことで「赤ん坊が無事に生まれないのでは」と心配し、あえて購入していなかったのだろうか。彼はすべての資金をミンク事業に集中させようとしたり、周囲の不幸(エイモスだけでなく、ショーリーやJ.B.の不幸)を知って自分の「次の不幸」を恐れるあまり、自ら不幸を起こそうとする行動に走る。不幸が起きるタイミングを自らコントロールすることで、いつ来るかわからない恐怖を回避しようとしたのだろうか。無事に赤ん坊が生まれて、本来であれば幸せいっぱいである状況にもかかわらず、恐らく少なからず「赤ん坊が五体満足で生まれない=これまでの幸運との相殺(バランサー)ができる」と考えてしまっていたであろう自らの愚かさに絶望し、家を飛び出すデイヴィッド。デイヴィッドの異変をすぐに理解して追いかけるガスタフ。その前には、ミンク事業の費用に充てるために整備工場を抵当に入れるという無茶な契約を提案されたにも関わらず本当にいい人すぎる。もしガスタフがデイヴィッドに追いついていたら、彼はどんな言葉をかけていたのだろうか。

 

嵐の夜。ヘスターはダンのミンクが壊滅したという連絡を受けたにもかかわらず、その事実を本人に伝えられず、ガスタフに相談の連絡をする。夫がパニックになることを恐れての沈黙だったが、彼女の行動はデイヴィッドをこれ以上の狂気から守るための必死の防壁だった。 嵐の中、何度もミンクをチェックしに行くデイヴィッドに「子どものところへ行って」とヘスターは声をかける。しかし、血だらけの手を見せ、「この状態では行けない」と諦めたような優しい声で断るデイヴィッド。でも実際は、生まれてから一度も子どもを抱いておらず、もしかすると彼自身、子どもを抱かない(抱けない)口実ができていることにホッとしていたのかもしれない。「いつか訪れる不幸」に怯えながらも、あってはならない我が子の不幸を一瞬でも願ってしまった自分に対する、贖罪の気持ちがあったのだと感じ取れた。その後、追い詰められたデイヴィッドが、ヘスターとガスタフの関係を疑って声を荒げるシーンの迫力は、目が完全に据わっていて(ガンギマリで)本当に凄まじかった……。自分が見た初演でも十分な迫力だったけれど、千穐楽の迫力は特に凄くて、その後の展開が分かっていたにもかかわらずゾクッとしてしまった。本人は「サイコパスな役をやってみたい」とも話していたけれど、こういう何かしらのもの(あるいは人)に執着する役はめちゃくちゃハマりそう。家を出ようとするヘスターに、絞り出すかのような声でゆっくりと「愛してる」と伝えるシーンも、胸に迫るものがあった。

 

その後、ダンのミンクが絶滅した原因(汚染された餌)を、デイヴィッドは自身の徹底的な管理によってすでに回避していたことを知る。これは「運」ではなく、デイヴィッド自らの行動により掴み取った結果なのだと、ヘスターやガスタフから教えられる。「子どもを抱き上げに来て」とヘスターから促され、嵐が続く中、ゆっくりと階段を一段、一段と昇るシーンで幕を閉じる、非常に余韻を残す終わり方だった。

 

これまで訪れていた幸運を、自分が起こした結果(努力の成果)と考えられなかったこと。努力しても不幸になる人物を近くで見てきたからこそ、「自分にもいつか必ず不幸が訪れる」と怯えてしまったこと。幼い頃から自己承認欲求を満たされることがなく、真面目で優しく、理論的に物事を考えることができるデイヴィッドだからこそ陥ってしまった闇なのだと思う。不運を恐れるあまり自ら不幸を求めてしまう姿は痛々しかったけれど、家族を守りたいという気持ちや、事業を成功させるために真摯に取り組む真面目な姿は青年期からずっと変わっていなくて、人間味のある彼というキャラクターが大好きになった。

 

物語の結末としては、結局彼に破滅の不幸は訪れることなく、一見ハッピーエンドのようにも見える。しかし一方で、彼は今後も「いつか不幸が訪れるかもしれない」という自らの不安と戦い続けなければならない、という側面もあり、どちらともとれる終わり方だったと思う。また、最後のダンの不幸に至っては、「デイヴィッドが餌の異常に気がついたタイミングで、もしダンに連絡をしていれば回避できていたかもしれない」という、他者の運命を左右する分岐点があった。これによってデイヴィッドは、幸運や不幸は単なる「運」や「自分の努力」だけでなく、「他者との関わりや行動」も大きく影響し合っているのだと知ったのではないだろうか。

鳴り止まない嵐の音は、これからも彼が内なる不安と戦い続けなければならない現実を示しているようだった。けれど、自分の人生は「運命という見えない力」に支配されているのではなく、自分や他人の具体的な行動によって作られていくのだと知ることができたデイヴィッドなら、これからはこれまでよりも生きやすい世界になるのではないか。そうであってほしいという願いも込めて、私はそう思いたい。

 

『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』を終えて、「また舞台に挑戦してほしい」と思っていた最中での休養。無事に復帰はしたものの、まだ演技のステージに立つのは先だと思っていた中で、復帰後わずか約半年で舞台に戻ってこられたのは、間違いなく如恵留さんがこれまで積み重ねてきた努力があったからこそだと思います。そして、この復帰のタイミングで「努力と運、人間の生き方」を問う本作の主演を務め上げられたことは、きっと本人がこれまで頑張ってきたことへの大きな自信になったはずだし、これからの活動における大きなモチベーションになったのではないかと、図々しくも思ってしまいました。

そして私自身、「頑張ったって報われない」と感じてしまうことも、他者と比較をして疲れてしまう経験も、これまでの人生の中で何度もありました。まさに今がそういう時期で、「このままじゃダメだ」と思いながら、前へ進もうと藻掻いている最中でもあります。

物語の結末は完全なハッピーともバッドエンドとも言い切れないけれど、それでも観劇後にマイナスな気持ちになることはなく、「明日も頑張ろうかな」と思えるストーリーでした。これまでの幸運を信じられず、自分の手で結果を掴み取ろうともがくデイヴィッドの姿は、確かに後半は歪んでしまっていたものの、結果を求めて真摯に向き合うその姿そのものは間違いなく尊いもので、作品に自分の人生も重ねた、とても考えさせられるものでした。

共演されたみなさんも素敵な人たちばかりで本当に素晴らしい作品でしたし、如恵留さんを通して、こんなにも素敵な作品に出逢えてとても幸せです。これは余談ですが、FC名義で当選したチケットが生まれて初めての最前列で、肉眼でしっかりと如恵留さんの姿を捉えられたことも思い出深い観劇になりました。

そして明日からは、思い出深い東京グローブ座で『惰性クラブ』という新たな幕が開きます。常にストイックで、これまで「惰性」を経験したことがない如恵留さんが一体どんな「惰性」を演じるのか、今からとても楽しみです!

 

【ネタばれあり】A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-

A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌- の備忘録兼感想です。

東京公演では原作未履修の状態で、その後映画を鑑賞し、大阪公演に臨みました。

観劇経験は豊富じゃないから素人視点での感想。

メモと記憶をもとに書いてるので違ったところがあるかもしれないです。

(千穐楽から半年くらい経ってメモと記憶を頼りに書き始め、最後にホーとマークとキットが揃うシーン以降はメモなしで今仕上げました。)

 

待ちに待ってた如恵留さんの舞台。最初登場したシーンから、そういうシーンじゃないのにいきなり感極まってうるっときてしまった。夢の一つが叶って本当に嬉しい。

 

①マーク、ホーを説得

舞台は北京から香港へ向かう密入国の場面からスタート
マーク(演:川島如恵留)が香港の夜景を見てテンションを上げるシーンは、回によって少しずつニュアンスが違っていてかわいい

シン(演:岡田義徳)との文通のくだりも印象的で、「よ・ろ・し・く・ね」から大阪では「♡(LOVE)」が追加になっていたのも愛らしかった(しかも文字が達筆)

 

説得を繰り返すマークは、抱きついたりエコーを入れたり(「兄貴しかいねぇ、いねぇ、ねぇ…」)と、陽気でチャーミング
重たい状況のはずなのに、どこか温かくてかわいさがにじみ出ていた

 

②『レッツ・ゴー香港!』(マークソロ)

最後の「ほ〜んこ〜〜〜〜ん!」の伸びが最高に気持ちいい
ジャケットを翻す仕草もかわいくて、身体の使い方に品がある

 

海からホー(演:青柳翔)に救出されるくだりも印象的で、喜びが全身から溢れてた
希望に満ちた表情のマークが、「香港に行けば夢が叶う」と信じて疑わない若者として描かれていて眩しい

 

③キットの卒業祝い

キット(演:松倉海斗)の卒業を祝うパーティーに家族(+マーク)が勢ぞろい
ポケットに手を入れてホーの後ろを歩くマークの姿が、すっかり香港に馴染んだ青年そのもの

 

「女をプレゼントするか?」と冗談を言いながらリボンを結ぶ仕草が上品で、思わず笑ってしまう。
マークはやっぱり育ちの良さを感じさせる

 

ホーを見て「兄さ〜〜〜ん!」と叫ぶキットの明るさも印象的で、映画よりも少し幼さが残る純粋な姿が微笑ましい
ディエン(演:中村まこと)やホーに向ける態度から、家族に大切に育てられたことが伝わってくる

そこへボスのキン(演:神保悟志)が登場
いち早く気づいたマークが、キットに悟られないよう耳打ちでホーに伝える仕草がスマートでかっこよかった
その後すぐに切り替えて「ボス〜〜♪」と愛想よく接する姿も仕事人らしくて見事

 

マークは空気が読めて人当たりもよく、誰からも好かれるタイプ
特にブラッキー(演:清水優)との掛け合いでは、互いに笑顔を交わしたり軽い冗談をやり取りしたりと、仲の良さがにじんでいた

 

一方、シンとはどこか距離があり、文通時代から関係性が変わってしまったことがわかる
マークが昇進している(ように見えた)こともあり、互いに複雑な感情を抱いているように感じた

 

ブラッキーはそんなシンを気にかける場面もあり、立場上従うしかないとは言いつつも、兄としての情がどこかに残っているように見えた

 

ボスが席を外した後、ディエンとホーが今後のことを語り合う
マークは少し離れた席で脚を組み、お酒を嗜む姿が洗練されていてかっこよかった

 

急な出張を告げるマークに、笑顔で見送るキット
千穐楽ではホーからツッコミが入るほどはしゃいでいてかわいかった
最後のグータッチ&ハイタッチのような挨拶も、兄弟の仲の良さが出ていて微笑ましい

 

④『Good Night 香港』

階段に座るマークの脚の開き方が堂々としていて、それでいて上品に見えるのがすごい
細身のパンツが脚の長さを際立たせていて、スタイルの良さが映える

明るく軽快な曲調で、思わず日常でも口ずさんでしまいそう
「トゥル、トゥル、トゥル、トゥル〜」の部分で脚を内側に曲げる振付がかわいくてお気に入り

 

⑤ホー、警察に捕まる

暗転後、空気が一変して緊迫した場面に
警察に見つかり、仲間を逃がすために自ら犠牲になる覚悟を見せるホー

「組はどうするんですか!?」と混乱する(演技?)シンにマークとブラッキーの名前を上げるホー

自分の名前が上がらなかったことに悔しさをにじませているようにも見えた

岡田さんのゆっくりとした銃の構え方が、緊張感と同時に“人間らしさ”(ためらいもあれば策略もあったように思う)を感じさせてすごく印象に残った

 

⑥ジャッキー襲来

父の入院する病室にお見舞いに来て眠っていたキット
就寝時間になり、キットが「お・や・す・み!」と笑顔で声をかける場面がかわいい
「キスされるかと思った…」とおどけるディエンもチャーミング

 

その後、ジャッキー(演:尾上寛之)が登場し、ホーの件を報告
一瞬の隙をついて反撃するディエン、そしてあの有名な音楽とともにアクションが始まる

 

ディエン優勢だったが、キットが戻ってきた(制服の帽子を忘れてた)ことに目をとられ形勢逆転

キットとジャッキーの戦闘開始(BGMはあるけど、打撃音やナイフ音が主)

 

ここでのまちゅのアクションは本当にすごかった
攻撃・回避・組み技とめまぐるしく展開しながらも、動きが一切ブレない
ジャッキー役の尾上さんとの呼吸が合っていないと絶対に成立しないシーン

 

ナイフを構えるも、父のディエンに止められて静止する流れも印象的
蹴られて吹っ飛ぶところの受け身も完璧で、背中からノールックでいく姿がかっこよかった

 

その後、ジャッキーが一旦退く
そしてキットとディエンの別れの場面へ

兄の裏の顔を知ってしまったキット
父の言葉は耳に入らず、ただ真正面を見つめる姿が切ない
「兄さんを許してやってくれ」の父の言葉に視線を向けるも、その願いに応えられないまま、静かに幕を閉じる

 

⑦『兄さんを憎む』(キットソロ)

このあとに続くマークソロ・ホーソロとあわせて、この3曲が3人それぞれの感情を強く表しているように感じた

最後の「あー!」の部分は、もはや歌というより叫びに近く、感情の高ぶりがそのまま伝わってくるほど

ナイフを構える一瞬の動きや、穏やかだった表情が一気に変わる瞬間は圧倒的で、心がざわついた

 

⑧『Oh!Money Money』偽札づくりの場面

神保さんの歌唱が聴けるとは思わず、いい意味で驚き

悪事を働く場面ではあるものの、コミカルな曲調が重たくなりすぎず、絶妙なバランスで物語を支えていたように思う

 

マークの登場とともに一気に空気が張りつめ、瞳孔を開いて「裏切者は誰だ!?」と詰め寄る姿には思わず鳥肌が立つ

お札を蹴り散らしながら火をつけて煙草を吸う仕草まで、すべてが絵になる…

ここで偽札に構うことなく蹴り散らしていたマークが、後半では同じ偽札でも媚びる立場になったことに2回目以降は胸がきゅっとなる

 

⑨『Kill Them All!』(マークソロ)

バイクで颯爽と登場するマーク
降りるときの脚の上げ方が本当に美しくて、まるでダンスのよう

そのあと、後ろ姿で指を鳴らしてソロに入るまでの流れがとてもスマートで、「私はいつの間にトラジャのライブに来たの!?」と思ってしまうほどライブ感があった(笑)

あとでSNSで見て気づいたけど、確かに角度は違うものの『君だけに』の始まり方と似ていて、「なるほど…!」と嬉しい発見もあった

 

回を重ねるごとにどんどん進化していた『Kill Them All!』
大阪公演では最後の「Kill Them All〜」の“All”のあとに、声のがなりが入っていて、より憎しみのこもった歌声になってた

 

クロバットのシーンはまさに圧巻
重厚な衣装のまま、あのスピードとキレで繰り広げられる動きに息をのむほどで、敵を倒したり技をかわしたりするすべての所作が美しかった

如恵留さんの得意なアクロバットが、こうして役の中で活かされていることが、のえ担としても本当に嬉しい

 

ブラッキー登場シーン、本編とは関係ないけど、好きなお笑いの系統で毎回楽しみだった

特に謎掛けのセンスが抜群で、

・「初恋」とかけて「インスタントラーメン」→「即席麺(即赤面)」

・「お好み焼き」とかけて「ダイエット」→「へら」ないと困る

など、なるほど~!とつい笑ってしまう仕上がり(笑)

 

マークがブラッキーに詰め寄る場面では、ちょっとした噛みやアドリブのような掛け合いがあって、その都度セリフのトーンが変わるのが面白く、毎回新鮮だった

ブラッキーが噛んだ場合のマークの返答パターン→

「噛むな~!(バラエティ風)」「噛まないでくれ…(懇願)」「ああん!?」

 

冒頭から仲の良さを感じていた2人だからこそ、マークが引き金を引くことをためらう姿に切なさがあり、脚を撃たれてから衝動的にブラッキーを仕留めた時の最後の叫びは胸をえぐられるようだった

 

⑩ホー出所

約束を守り、収監中も決して口を割らなかったホー
その一方で、追跡の手を緩めない警察サイド(この時はまだ純粋に警察を信じ切ってた…)

 

⑪警察でのやりとり

ジョン部長(演:上瀧昇一郎)が舞台に残ったままでキット&レイ(演:尾上寛之)と合流

昇進が叶うものだと思い喜ぶキットとレイ

私が見た回で1回だけまちゅがレイと飛び跳ねて喜ぶシーンで滑ってたけど(@大阪)、そこで滑るのにアクションはあんなにスムーズにできるのがすごい

 

シンを追い詰められない悔しさを滲ませるキットをレイが優しく励ますシーンでは、2人の関係性の深さが伝わってきた
レイの「お前がいなくなったら泣いちゃうよ(かわいい)」からのキットの「うるさい!」のやり取りに思わず笑ってしまったけれど、普段からなんでも言い合える絆がそこにあった

 

⑫『Hey Policeman!』

軽快なメロディーとユーモラスな歌詞で、緊張感の続く展開の中に少しの遊び心をもたらしてくれるような1曲
観客席の空気がふっと和らぐのがわかる、絶妙なタイミングでのナンバー

 

⑬『明日はどこだ?』(ホーソロ)

お正月にキットに会いに行くも、ホーを拒むキット
最初は叩くだけだったキットが、当てどころが悪くホーを殴ってしまった瞬間に、これまで押し込めていた感情が一気に溢れ出したのが伝わってきた

 

ここで二人は取っ組み合う形になるけれど(ホーは防御に徹している)、もともとはもっと“綺麗な取っ組み合い”だったそうで、今回の形に変更されたらしい

動きに荒さが加わった分、感情のぶつかり合いとしてよりリアルに響いていた

キットはほとんど台詞がないのに、かけ声で感情を表していて迫力がすごかった
青柳さんは「歌には自信がない」と仰っていたそうだけど、そんなことを感じさせない力強さで圧倒された

 

最後の「Where is my tomorrow?」はまさに圧巻。
バックの人たちが持つ赤い傘に包まれるホーの姿には、これまでに血を流させてきた罪と、それでも逃れられない宿命が重なって見えた

 

~休憩~

 

⑭『ビッグママにおまかせよ!』スクラップ工場への就職

紹介を受けて、ホーがビッグママのいるスクラップ工場へ足を運ぶ

今回のステージには女性キャストは登場しないけれど、福井さんが本当にいい味を出されていた

キャラクターの明るさや笑いとはまた違う、上品であたたかな華やかさを仕草や声色でしっかりと表現されていて、「素敵、素敵、素敵!」でした!

 

⑮ホーとシンの再会

2幕からは、マークはずっと片足を引きずる状態での演技
どんな場面でもその姿勢を崩さずに演じ続けていて、本当に大変だっただろう

 

シンがばらまいた札束を拾うマークの姿は、1幕で見せていたかっこいいマークとはあまりにも違っていて、惨めさが胸に刺さる
お札の集め方も回によって少しずつ違っていて、数えたり、タオルで拭いたり
遠くに飛んでいった札も、一呼吸置いて必ず拾いに行く姿が印象的だった

 

マークがホーに真意を伝えようとしたそのタイミングで、キットが登場
「シンはどこだ」とホーを詰め寄る
兄を見下すキットと止めようとしたマークが対峙する形に
キットは拳銃を向けるが、マークはびくともせず「撃てるものなら撃ってみろよ」と挑発
この時のマークの肝の据わった言い方がゾクゾクするほどかっこよかった

 

1幕では微笑ましいやり取りをしていた3人の関係が、180度変わってしまったことを突きつけられるようで、胸が締めつけられる

 

兄以外にも暴力(殺意)を向けるキット
親族を殺された恨みがあるとはいえ、自分の信じたものしか受け入れられない(見えない)真っ直ぐな人なんだろう
だけど、物事は0か100かじゃない
見えていない事情や物事、価値観が隠れていることもある

 

ホーが2人を止めに入り、キットに「兄弟はお前しかいないんだ」と語るシーン
その瞬間のマークの表情が、本当になんとも言えない…
マークはどんな気持ちでこの言葉を聞いていたんだろう
想像するだけで胸が苦しくなる

 

⑯『おれたちはドブネズミやない』スクラップ工場

ホーを連れていくために、配下を連れてスクラップ工場を襲撃するジャッキーたち
このシーンの入り方が本当に印象的で、全員が一瞬静止してから一斉に動き出す演出がとても好きだった
工場の人たちがやられるシーンで、シンメでアクロを決めて倒されるところは、タイミングも息もぴったりで思わず見惚れてしまった

 

ジャッキーとレイを演じる尾上さん
「アンナチュラル」で犯人役をされていた方だと聞いていたから楽しみにしていたけれど、対照的な役柄をまったく違和感なく演じられていて本当にすごかった

ほとんど予習をしない状態で観劇したものだから、初回はジャッキーとレイが同一人物とわからず(ストーリーを追うのにいっぱいいっぱいでそれをネタにしたお笑いも入ってきてなかった)、後から知ってびっくりした

 

冷静だったホーが、キットの名前が出た瞬間に顔つきを変える場面も印象的で、
どんなに弟に蔑まれても、ホーがキットを嫌いになることはないんだろうなと感じた

 

⑰『帰らざる日々』森の妖精さん登場

ジョン部長から「シンが麻薬取引をしている」と聞いたキット(もちろん罠)
そこへ遅れてレイが登場し、森の妖精さんを連れてくる

 

原作ではキットに恋人がいて、その恋人がホーとの仲を取り持つ役割を果たしていたけれど、今回の作品では恋人が登場しなかった分、”森の妖精さん"という苦肉の策に(笑)
かなり思い切った設定転換だったけど、青柳さんが本当に全力で演じていて、結果的に印象的な場面になっていた

 

キットが小鳥に話しかける時の身体のラインの美しさは圧巻
一瞬の動きにもキットという人物の繊細さがにじむようだった

 

キットとレイの突然始まる歌唱シーン
石を投げる時のレイの絶妙な音取りと、癖の強い「かけら」の発音には思わず笑ってしまった(笑)
コミカルな振付に見えるけれど、歌詞の中では、

「兄を受け入れようとする理性」と「自分が信じる正義を裏切れない心」との間で揺れる葛藤がしっかり描かれていて、レイの苦しさが伝わってくる

兄を受け入れることは、これまで自分が信じてきたものを否定することになる

そんな恐れを感じているようにも見えた

 

⑱テープ強奪、マーク負傷

敵地に乗り込み、負傷しながらテープを奪うも銃弾が切れるマーク

傷を抱えながらも披露するアクションもかっこよい…

降参のポーズをとったタイミングでホーが銃を手に応戦

1幕で負傷した後からずっと片脚を引きずるようにしてるけど、自転車の後ろに乗った時も怪我した脚はちゃんと寝かせててそれっぽく見えるのすごい

 

逃げ切った後、ざまあみろと笑いながら傷を痛がるマーク

「はーはっはっはっ!(高笑い)」「痛い痛い痛い…」を繰り返すマークお茶目でかわいい

テープを武器にシンを交渉を仕掛け、また新しい地でやり直すことを提案するマークとそれを拒否するホー

 

マーク「信じて、信じて、信じて」「待って、待って、待って」

 

一つひとつの言葉の発し方が重く、それだけマークにとっての3年間がどれだけ苦しかったものかがわかる

 

それでも兄貴が大好きだから、兄貴がいればどんな状況だって変えられると思ってるから、組の中でどれだけ見下されようとも耐え続けてきた。

マークにとって兄貴はヒーローのような存在

 

「俺に説教するなっ!」という言葉からはもう兄貴を見限ったんじゃないかと思ったものの、去ろうとした瞬間にホーに名前を呼ばれゆっくりと振り向いたマークから、ホーに対する未練が感じられて胸が締め付けられる

その後信じ続けてたホーに気絶させられるんだから報われない…

 

本編には関係ないけど、横に寝かされるマークが本当に美術館の彫刻のように綺麗すぎた…

寝てるだけなのにあんなに美しいことってある???

 

⑲キット誘拐

麻薬の取引現場に向かったキットが罠にかかるシーン


殴られたり殴り返したり、引きずられたり──1人 VS 大勢のアクションを周囲の動きまで読みながらこなす姿に、ただただ圧倒

ジャッキーに「(病院での)仕返しや」と言われ、脚を刺された瞬間に響く叫び声も迫真で、痛みがこちらにまで伝わってくるようだった

 

⑳はめられたホー

テープをボスに返し、許しを得ようとするホー
その訪問を許したキンに、シンの銃弾が放たれる

 

父親にいちばん認めてもらいたかったのは、いつだってシンだったのだろう

捕まる場面でホーに銃口を向けたシーンを思い返すと、「ホーさえいなくなれば自分が選ばれる」とどこかで思ってしまった瞬間もあったのかもしれない

 

でも、ホーが捕まってもシンが求める形の愛情が自分に向くことはなかった
決して愛されていなかったわけではなく、ブラッキーもシンを恐れつつ気にかけ、兄弟としての情をにじませる場面もあったけれど…

それでも、シンが欲しかった“愛のかたち”とは少しずれていたのだろう

だからこそ、彼の選んだ行動も、切なく映った

 

㉑ホーとマークの語り合い

動くセットに乗った瞬間、ホーとマーク(この時は青柳さんと如恵留さんかな?)が目線を合わせて微笑むところが胸に刺さった
追手から逃げ切った安堵よりもはめられた怒りが勝つホーと、同じミスを繰り返す兄貴を笑い飛ばすマーク

その対比が最高に“二人らしい”

 

前のシーンで兄貴に裏切られ、テープも奪われているのに、それでも大爆笑してしまうマーク

やっぱり彼にとってホーは特別で、一緒にいたい存在なんだと強く感じた

 

シンとの電話内容をホーから聞き、状況を理解していくマークの切り替えも好き

あれだけ大笑いした直後なのに、陽気さの裏に“仕事ができる男”の一面がのぞく

戦況を整理しながら弾を補充する姿が、とにかくかっこいい。

 

「運命を決めるのは神さんじゃねえ、俺たちだ」(マーク)
「お前が俺の運命ってわけか」(ホー)

 

互いに背中を預け合う相棒関係が熱すぎた
どんな窮地でも、ホーと一緒なら前に進めると信じているマーク

そのまっすぐさが、この状況でもキラキラしていた

 

そして、あとから思うとここが二人がゆっくり言葉を交わせる最後のシーン

2回目以降は、その事実を知っているだけに胸が締めつけられた

 

㉒シンとの対峙

シンに交渉を持ちかけたものの、囚われたキットが姿を現したことで形勢は逆転
互いに人質交換で打開しようとした瞬間、キットの仕掛けをきっかけに銃撃戦がはじまり、ホーが撃たれてしまう

 

「兄貴がいないと俺はだめなんだ」「俺を置いていかないでくれ」と感情を露わにするマーク

自分の最期を悟ったホーが、せめてマークだけは見逃してほしいとキットに懇願する姿がつらい

言葉を失って困惑するキットも痛いほど伝わってきた

 

そこに追い打ちをかけるように警察がなだれ込んできて、内通者の存在を確信するマーク

階段を大股で駆け上がりながら状況を見極める姿が、とにかくかっこよかった

 

そして再び現れるシン
彼を目にした瞬間のマークの絶望の表情が忘れられない

 

金で逃げようとするシンに対して、「金さえあれば黒も白になる」とキットに語るマークの言葉には、怒りと、この世の理不尽を何としてでも伝えようとする力強さがあった

 

銃口を突きつけられ、頼れるホーはもういない
映画でも語られていたように、マークはこれまで数えきれない窮地をホーに助けられてきたんだろう
空振り(わざと)に終わって命は助かったものの、シンの高笑いを前にしたマークの屈辱と無力感が痛いほど伝わった。

 

逃げるシン、動けないマーク
もう終わりだと思った瞬間、キットが銃を構えたかと思いきや——

最後の力を振り絞ったホーがシンを撃つ

 

「やった!」と一瞬だけ喜びがよぎったマークの顔が、次の瞬間すぐ曇る
ホーがもう助からないことを悟った、その一瞬の変化が胸に残った

その後、逃げ切れずに捕まり、場面は数年後の香港へ

 

キットとレイの再会シーンから始まり、息の合った掛け合いに思わず笑ってしまった

レイと別れ、マークとビッグママと合流する流れも温かかった


大好きだった兄貴の穴を埋めることは誰にもできない
それでも、そばにキットやビッグママがいてくれるという事実が、マークにとって救いになっているのが分かった

 

すっきりとした表情で未来を見つめようとする姿、ビッグママにスマートに対応する姿が素敵だった

 

最後は全員で『I believe in a better tomorrow』を合唱
私の記憶違いかもしれないけれど、命を落としたキャラクターを演じた役者さんたちは歌っていなかったように見えた(マークやキットは晴れ晴れとした表情で歌っていた)

 

すごく美しい歌なのに、「明日はきっと美しいはず」「明日はきっと素晴らしいはず」と言えるのは“生きている者だけ”なんだと気づいた瞬間、胸がぎゅっと締め付けられた
だからこそ、生きるということはこんなにも尊いんだろう

 

 

千穐楽では、感極まったまちゅの言葉に、衣装のまま華麗にバク転を決める如恵留さん。

走り切った二人の表情がとても満ち足りていて、共演者のみなさんと過ごした濃い日々が伝わってきて、こちらまで胸がいっぱいになった。

 

1年以上経って改めて振り返ってみると、マークという役を通して、如恵留さんのさまざまな表情・声・動きを堪能できた本当に幸せな舞台だった。
またマークにも会いたいけれど、いろんな役に挑む如恵留さんをもっと見たい——

そう思わせてくれる時間だった。

 

まさかこんなにすぐにその願いがもう叶うなんて思わなかったけれど、これも如恵留さんが努力を重ねてきたからこそ掴めたチャンスだと思う。

 

11月14日から始まった新たな舞台、そして初の単独主演作『すべての幸運を手にした男』。
その成功を心から祈りつつ、現地で観劇できるのを楽しみにしています!

 

絵が描けなくても、応援はできる。/ 続ける中で見つけた工夫と2,500枚のハガキ記録

私がお礼(要望)のハガキを書き始めたのは、たしかファンになってから3〜4か月が経った頃だったと思います。

ちょうど虎tubeの視聴を終え、「もっとトラジャのことを知りたい」と検索を重ねていた時期に、ある記事に出会いました。

 

ddnavi.com

 

💌 応援の気持ちを届けるという文化

アイドルを好きになるのは、私にとってこれが初めてでした。
そんな私にとって「ファンの声が、次のお仕事につながる」という文化はとても新鮮で、驚きと感動がありました。

「だったら、私もやってみようかな」

そう思って書いたのが、最初の1枚。今では、それが私の応援のかたちの1つになっています。

あの時、こんな世界を教えてくれた先輩トラジャ担のみなさま、トラジャを支え続けてくれたみなさま、本当にありがとうございます。

 

実は書き始めた頃、絵が描けないなりに少しでも見栄えを良くしたくて、デザインにこだわろうとしたこともありました。
でも、それはすぐに挫折…。絵が描ける方やセンスがある方は本当にすごいです。

それでも「せめて文字だけでも」と続けているうちに、少しずつ「こうするともっと伝わるんじゃないか」「これなら続けられるかも」という工夫が見つかってきました。

ここでは、私なりにたどり着いたやり方や、道具の選び方などをまとめておこうと思います。

 

🛠 ハガキを書くときに使っている道具たち

📌用意しているものはこちらです。

  • 水性マーキングペン … メンバー名を書くときに使用
  • ジェルボールペン … メンバー名・番組名・日付を書くときに使用
  • 油性ボールペン(黒) … 文章を書くときに使用。もともとは水性を使っていましたが、水でにじむ可能性を考えて油性に切り替えました。書きやすいものを探せばもっと手に馴染むものが見つかるとは思いつつも、コストを抑えるために今あるもので工夫しています。
  • マスキングテープ(マステ)…デザインのアクセントとして愛用中です。
  • セロテープ(マステをしっかり貼るため)

 

 

ハガキは、間違えても気にならないように100均のものを使う方も多いですが、私はインクジェット紙に書いたほうがスラスラ進むので郵便局で購入しています。

番組名や雑誌名を間違えてしまった時は差し替えるようにしています。

 

マステは、ふるさと納税で購入したものと、100均のものが中心です。
ライブなどで遠出したときには、つい大型書店や文房具店に立ち寄って、かわいいマステを探してしまいます。

マステを見るのも集めるのも大好きなので、使う時はちょっとした楽しみのひとつになっています。

 

✒ 書き方の工夫とスタイル

自分が書く時の基本の流れは画像で紹介しているとおりです。

文章は、Wordで8~11行分(だいたい320字~440字程度)を目安に下書きしています。
時間短縮のために、リアルタイムで実況できたときはその投稿を参考に、できなかった場合(録画視聴)は視聴中に印象的だった部分をメモしておき、時間のあるときに清書するというスタイルです。

 

基本的には平日に下書きを進めておいて、週末にまとめて清書しています。
正確に時間を測ったことはありませんが、1枚あたりだいたい20~30分くらいで仕上がっていると思います。

 

表面には、宛先のほかに住所・氏名・年代・性別を記載しています。
(住所・氏名は宛名ミスや届かない場合のため、年代・性別は番組や雑誌側が視聴者層の参考にする可能性を考えての記入です)

 

✉ ハガキの仕上げと投函方法

ハガキが書き終わったあとは、マステが剥がれないようにセロテープで補強しています。

これで完成!

※写真は補強前のもの

※番組を視聴した感想として個人的に送付したハガキです。
内容の転載・再配布等は意図していません。

あとは投函するだけですが、送付先が同じの場合でも、自分はまとめて送らず、1日1〜2枚ずつに分けて投函しています。

郵便局の方には少し負担をかけてしまうかもしれませんが、目に留まる工夫のひとつとして、この方法を選んでいます。

一度にまとめて送るより、日を分けて何度も目にしてもらった方が、自然とメンバーの名前や顔を覚えてもらえるかもしれないという、ちょっとした作戦です(笑)

おかげで、頻繁に郵便局に通う生活になっています。

きっともう、顔を覚えられてることでしょう(笑)

 

📊 5年目に入って。積み重ねてきた数字たち

そんなふうに楽しみながら、そして「こうしたらもっと良くなるかも」と試行錯誤を重ねながら、ハガキを書き続けてきました。

気づけば5年目に入り、書いたハガキの枚数は2,500枚を超えていました。

抜けがある部分もありますが、今のところ8〜9割のテレビ番組や雑誌には送れていると思っています。
年ごとの枚数を振り返ってみると、トラジャの活躍が年々大きくなっているのが数字にも表れていて、ちょっと感動すら覚えます。

 

■参考:お礼ハガキの枚数

2021年 → 314枚(※要望含む)
2022年 → 332枚
2023年 → 423枚
2024年 → 646枚                                 2025年 → 447枚(※執筆時点)

 

🌍 渡米中に抱えていた気持ちと、その時の行動

また、渡米中は「いつ帰ってくるかも分からない」という不安もありましたが、
「彼らのことを知ってほしい」「帰ってきた時に、“あ、そんなグループいたね”と思い出してもらえるきっかけになってほしい」
そんな思いで、要望ハガキを書いていました。

今思うと、それが正解だったのかは分かりません。
それでも、多くの企業からお返事をいただけたことは、当時の自分にとって大きな励みになっていました。

思い出深くて、そのお返事の手紙は、今も大切に手元に残しています。

 

 

 

💭 自己満足かもしれない。でも

お礼や要望のハガキは、購入数や再生回数のように数字では見えません。
正直、自己満足の世界なのかもしれません。

でも、それでも「伝えたい」と思った気持ちを行動に変えてきたことが、今の自分の支えにもなっている気がします。

そして、反響が届いてメンバーが嬉しそうに反応してくれる姿を見ると、本当に嬉しくなります。
きっとそれは、彼らにとっても活力になっている——そう信じています。

 

私にとっては、これはあくまで“楽しく続けている応援”のひとつなので、あまり気にせず受け流してもらえたら嬉しいです。

 

もちろん、頻繁に送り続けているからこそ、1枚あたりのインパクトはそれほど大きくはないのかもしれない……と感じることもあります。

それでも「続けている」ことが、確かな応援のかたちになっていると信じて、私は今日もハガキを書いています。

 

🗣「やってみたい」と思っているあなたへ

だからこそ、
「ちょっと気になっている」「やってみようかな」と思っている方がいたら、まずは1通だけでも送ってみてほしいです。

その1通が、誰かの目に留まり、次につながっていくかもしれません。

 

🌟 かけがえのない日々と、信じ続けたい未来

トラジャやトラジャ担のみなさんのおかげで、新しい世界に出会い、
この取り組みを通してたくさんの気づきや想いに触れられたことは、私にとってかけがえのない経験になりました。

これから先、Travis Japanがもっともっと輝きを増していって、
書いても書いても追いつかないほどの活躍を見せてくれる未来を、
これからもずっと信じて、心から応援し続けていきたいです。

 

『アイドルのフィルター』を図書館に寄贈するまで / 方法とやってみて感じたこと

この記事は、推しの本を図書館に寄贈しようと思い立ったファンが、どのように情報を集め、どう進めていったのかを記録したものです。

「寄贈ってどうやってするの?」「受け入れてもらえるの?」という不安を持つ方のヒントになればと思い、公開することにしました。

 

今回の対象書籍はこちらです。

『アイドルのフィルター』 川島如恵留 著

www.gentosha.co.jp

 

端的にお伝えすると「寄贈=書籍を図書館にお送りすること」ですが、そこに至るまでにはいくつかの事前確認と図書館とのやりとりが必要になります。

すべての図書館が寄贈を受け入れているわけではなく、対応方法も異なるため、必ず事前に確認することが大切です。

 

寄贈の流れ

① 蔵書検索で配架状況を確認する
配架されていれば寄贈しません。

 

② 図書館の「収集方針」や寄贈案内ページを確認する
 該当書籍が「一般図書」や「エッセイ集」に分類されるため、それらが収集対象となっているかを確認します。

 

【よく見られた寄贈案内】

  • 出版〇年以内のもののみ受付(1〜3年以内が多い)

  • 郷土本や著者が地元出身である場合のみ受付

  • 寄贈資料の取り扱いは図書館に一任(寄贈を受け付けても配架されるとは限りません)

※案内ページがない場合は、③であわせて確認していました。

 

③ 郵送寄贈が可能か確認する
 問い合わせフォームがあればそちらを、なければHPに記載されているメール宛に連絡します。

 

【問い合わせ文面例】

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〇〇図書館 様

突然のご連絡失礼いたします。 この度、図書の寄贈を検討しており、HPを拝見してご連絡させていただきました。

 

寄贈を予定している書籍は、以下の通りです。
『アイドルのフィルター』 川島如恵留
(URL)
※出版1年以内の新品です。

 

蔵書検索で未配架であること、および寄贈に関するご案内を確認いたしました。

遠方のため郵送でお送りさせていただくことは可能でしょうか?(費用はこちらで負担いたします)

お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

 

(氏名)
(メールアドレス)

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④ 図書館からの返信を待つ
※私は複数の図書館と同時進行で連絡を取り、受け入れの可否を一覧表にまとめて管理していました。このリストは今後の寄贈にも活用する予定です。

 

⑤ 郵送許可が出たら発送準備をする
同封したもの:

  • 指定の申込書(ある場合)

  • 書籍情報の印刷

  • 連絡先メモ

※寄贈者名の掲載やお礼状の送付について確認があった場合には、回答しておきました。

※発送方法は「レターパックライト」を基本にしていました。

 

⑥ 書籍が配架されたかを確認する
 多くの図書館では、現物が届いてから配架の可否を判断するとのことだったため、しばらく時間をおいてから蔵書検索で確認しました。

※配架されたかどうかの問い合わせは、図書館の負担となるため控えましょう。

 

私はイベントのために購入した書籍を手元に置いておくだけではもったいないと感じたことが、寄贈を始めたきっかけでした。

その後、自担が休養を発表し、自分なりに応援の気持ちを形にしたいと思ったことも大きな理由です(手持ちがなくなった後はその都度購入しています)。

 

2025年6月末時点でアクセスした図書館は171館。発送した図書館は69館。

そのうち配架が確認できたのは40館でした。

これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思いますが、私は、たとえわずかでもファン以外の方にも川島如恵留さんが綴った言葉が届くきっかけを作れたことが本当に嬉しかったです。「貸出中」の文字を見かけたときは、さらに喜びが増しました。

 

この記録が寄贈を検討している方の参考になれば嬉しいですし、なにより今後また著書が出る可能性のある如恵留さんのファン(のえ担)に届けばいいなと思っています。

 

誰かがふと手に取ったその1冊が、何かのきっかけになるかもしれません。そんなささやかな願いを込めて行った寄贈活動でした。

派手ではありませんが、こういう応援の形もあるのだと実感し、自分にとっても大切な経験になりました。

如恵留さんの言葉や表現が、これからもたくさんの人に届いていきますように。

 

※この記事は一個人の体験と記録をもとにしたものであり、著者・出版社・図書館関係者とは一切関係がありません。記載内容は2025年6月時点の情報をもとにしています。寄贈を検討される際は、必ず各図書館の最新の方針をご確認のうえ、丁寧に対応されることをおすすめします。

 

※発売から1年経った2025年11月22日時点でアクセスした図書館は260館。発送した図書館は122館。そのうち配架が確認できたのは73館でした(別の方などによってすでに配架されているところも含めると93館でした)。都道府県単位では42/47(自分の寄贈分のみ)まで広がっています。自分が好きでやってることに自分で「頑張った」って言うのってどうなのかな…と思いつつ、スキマ時間で調べて、連絡して、発送作業をして、📮に「配架されますように」と念を込めながら投函し続けた自分、結構頑張ったんじゃないかなとちょっと褒めてあげたいです。

【ネタバレあり】Road to Authenticity

新潟公演が中止になり、慌てて福岡公演のチケットを購入して、約1年ぶりにトラジャに会いに行ってきました。

幸いにも他公演にも行けることになってるので、初演は深く掘り下げた情報は入れずに参加。

・セトリは回避

・英詞→日本語詞確認しない

SNS断ちは無理だしMCレポ見たかったのでいつも通り

あと今回から防振を投入。いつか購入することになるだろうけど、まずはレンタルで。1ヶ月単位で購入できるところがあって便利。

例の如く、備忘録として語彙力のない感想をつらつらと書き残しておきたいと思います。

福岡は初ではないけど、マリンメッセは初めて。駅から距離はあるけど、バスが頻繁に出てて会場までのアクセスはとても便利(ただ終演後風が強かった日は激寒かった)。

入場してまずびっくり。装飾が何もない。

デビュー魂では虎に地球儀にと象徴的なモチーフの装飾があったけど、まさか何もないとは。これが如恵留さんの言ってた「びっくりするかも」のことかな。パフォーマンスと演出だけだけでも魅せられるという自信。やっぱりトラジャっておもしろいグループだなとさらにわくわく感が増す。

①DRIVIN'ME CRAZY

TVで知ってはいたけど、この曲から始まるの意外だった。サングラスを外す瞬間に7人のお顔がアップで抜かれるの最高にかっこよすぎ。

「ずっと待ち侘びてた夜、もう邪魔させない」、グッとくる…。サイドの端っこ(大型モニターの近く)だった時、アップになった閑也くんのお顔があまりにイケメンすぎて変な声でた。

7人ばらばらのTHEアイドル衣装は珍しい気もするけど、これはこれで好き。個人的には着こなしも含めて閑也くんの衣装が好き(というかトラジャの赤衣装全般好き)。

 

②My Dreamy Hollywood

JUST DANCE!

夢ハリにJUST DANCE!とトラジャの原点の曲を立て続けに披露する胸熱展開。しかも後でわかるけど、夢ハリは英語ver.と日本語ver.の2種類を披露。英語ver.はAGT版、日本語ver.はターン版、同じ曲でも魅せ方を変えられるのさすがすぎる。

JUST DANCE!は如恵留さんのアイコンタクトチャンスが豊富なのも個人的に見どころ。

 

④Unique Tigers

前半に自己紹介曲が入るの珍しくてびっくり。イントロの振付大好き。しめちゃか&しめんちゅのおんぶだったり歌詞アレンジだったり、ライブならではのわちゃわちゃ感が見られるの幸。

 

⑤Okie Dokie!

1音目で抜かれる宮近さんのすべてを包み込むような優しい笑顔が素敵すぎて…。幸せゲージが一気に貯まる。如恵留さんが6人をジャンプさせるシーンを生で見られて感動。みんなめちゃめちゃ跳ぶ。

大阪公演だったかな?しめちゃんの様子がおかしくて、「体調悪くなった?大丈夫かな?」とハラハラしてたら衣装が引っかかったらしく、「引っかかっちゃった~」と言わんばかりのかわいいポーズを繰り出していたのさすがしめちゃんすぎた(最高にかわいかった)。

 

⑥REMIX ダンスコーナー 自己紹介

のえんちゅトロッコは事前に知ってはいたけど、想像以上に爆速すぎるし、下のスタッフさん全力疾走だし思わず「大丈夫!?」の気持ちに。のえんちゅ&ちゃかしず、落ちないように背中合わせで手繋ぎしてたの、安全のためだろうけど、背中合わせっていうのが熱い。

降りる時にうみんちゅに手を差し伸べる如恵留さんスマートすぎて惚れてしまうし、それに応えるうみんちゅも良すぎた。反対に降りてすぐに走っていっちゃう閑也くんもちゃかしずらしくて良かった(笑)。

4人がハケた後がちょうど元太くんの自己紹介が終わったタイミングくらい。視線をステージに戻した瞬間、いきなり元太くんがキレッキレに踊り出して心臓が飛び跳ねた。そうだった、この人たち時間があれば踊る人たちだった…(大好き)。

閑也くん×バスケの好きと好きの合体はすごすぎた。しかもその道の方に指導してもらったっていうんだから、本当に表現って無限大。如恵留さんはここでは総合演出としての言葉のみ。ありったけの拍手を送る。うみんちゅは福岡公演では早口言葉だったかな?2公演目だけ成功(笑)。オタクが声出せるようにいろんな工夫を凝らしてくれるうみちゃん好き。

最後はデビュー魂に続き宮近さんとピロブンダンス。スベリ役されたり食べられちゃったり相変わらずの宮近節で楽しい(笑)。その後わらわらと7人が集まってきてお喋りしてたかと思ったらいきなりLEVEL UPの一部をキレッキレで踊り出す。ギャップ…(最高)

マシュマロもそうだったし、先のいきなりのソロもだけど、想像してなかった流れをぶっ込まれると一気に心を掴まれる。

もともと曲と曲の繋ぎや振りを繋げることは上手だったけど、曲の入り方のバリエーションもぐんぐん増やしてきてて最高すぎる。

⑦Swing My Way

デビュー魂で個人的断トツNo.1を獲得したSwing My Way、アルバムが発売された今でもNo.1神曲。サイド席だったのでフォーメーション変化をじっくり堪能。衣装は赤ベロアの方が好きかな(ただ、この後の曲に赤ベロアは合わないから仕方がないかな)。いつかがっつりと演出されたSwing My Wayも見てみたいなぁ。

最後、縦一列じゃなく夢ハリ用の隊列仕様にさらっとしてるのもさすがです。

 

⑧夢のHollywood

1月は正月ネタがほとんどだった(らしい)宮近さん。福岡ではしめしずに乗っ取られてた(笑)。しめちゃんが言い終わった後のやりきった反応にメンバーみんなが脱力するのも、明るくのっとる閑也くんにちょっとイラっとしてる(演技)のもライブならではで楽しかった〜!

みんな大好きタップシーンは、トラジャ担が息を潜めて見守ってるのが伝わってきて胸熱。あとタップもまた新しいのつくったね!?大好き!!!

終わった後、次曲との繋ぎに夢ハリのオケ版挿入してきたの本当に最高すぎて泣きそうになった…。夢ハリも次のSeason of Goldもオケが似合うからこその繋ぎ、天才すぎる。オケをバックに従えた夢ハリ、いつか見たいなぁ。

 

⑨Seasons of Gold

5秒で大好きになって、絶対如恵留さんも大好きだと確信した曲。コレオも予想通り如恵留さん。外側と内側の2つの円に別れたフォーメーション、蕾が芽吹くみたいだなぁと思ってたらがっつり「芽吹きだす蕾たち」という歌詞があることを後で知る。"Higher"や"高み"を表現するジャンプが美しい。記憶がおぼろげだけど、この曲も間奏があった気が?壮大な音楽に負けない力強くて優しさを感じる振付。激しいダンスだけじゃなくてこういうダンスもできるの、トラジャの大きな強みだと思う。

それにしてもこの曲の時ステージで絶賛移動中なんだけど、円になって回るから正面が変わってるはずなのによく感覚失わずに踊れるね?さらっとやってるの努力の賜物なんだろうな。

 

⑩So Sunday

2/11昼公演のペアが神すぎた…(のえ松松、しめんちゅ、ちゃかしず)

私自身は特にこのペアが推し!とかはなくて、如恵留さんとのペアはどれも違ったエモさがあって大好きだけど、ソロがなくバラけられて、一方はシンメ、一方は今熱いペアときたらそりゃ盛り上がるに決まってる。会場一瞬どよめいてた笑

松松に挟まれる如恵留さんがそれはもう幸せそうだったし、ひざ枕してあげてる姿は完全にママ。「松~松~♪」「のえる~ママ~♪」はさすがに夢かと思った…。

しめちゃんはうみんちゅに促されて別のダンスしてて2人の世界に入ってたし、ちゃかしずも距離感がちゃかしずでとてもよかったし、なんか本当に夢見てるかと思った…(2度目)。

ちなみに2/11夜はのえしめんちゅのペアだったけど、しめちゃん夢ハリ2倍速で踊らされてた?(それを見て大笑いするうみんちゅ)本気なのか演技なのかわからなかったけど、その後すごいぜえぜえ肩落としてて如恵留さんがなだめてて即興劇みたいな感じになってた(笑)。

 

⑪Still on a Journey

しめちゃん振付のおしゃれプロ。如恵留さんがジャケットはためく姿が麗しすぎていつもガン見してしまう。しめちゃんといえば難解ステップを生み出すのが得意(褒めてる)なイメージだけど、この作品は足さばきがおしゃれで品の良さが滲み出てるのが良いよね。足元だけでもきっと楽しめる作品。実際は鬼難しいんだろうけど。

しめちゃんが如恵留さんにちょっかいかけることがそれを見て笑顔になる如恵留さんが見られる幸せ曲。

 

⑫~⑭

Keep on Smiling

Charging!

Talk it! Make it!

ファンサプロ。トラッコ7虎は本当にみんなの個性たっぷりでかわいい。

バックモニターの虎をモチーフにした観覧車がすごい。完全にトラジャのエレクトリカルパレード

如恵留さんのトラッコは知的眼鏡に本が数冊積まれたりと好きポイントが詰まりすぎてた。

メンバーを見ててCharging!のうみちゃんの振付をがっつりと見れてないので、円盤で見れるといいな。

 

⑮MC

狙ってたわけではないけど、たまたま2/22(にゃんにゃんデー)に入ることができて、最高にかわいい6人と変態如恵留さん(褒めてる)を見られたの幸。

6対1になってトラッコにある剣で戦おうとするうみんちゅかわいすぎる。虎者2024が開幕してしまう。

先陣をきってとことこ歩いていったしめちゃんが素直ににゃんにゃんしてくれたのもかわいい。

 

T.G.I. Friday Nightの新曲披露にも立ち会えました。

「お知らせがある」と如恵留さんが話してがちゃがちゃ準備をする7人。暗くなったかと思ったらいきなり流れるイントロに歓喜

新曲だったことにも悲鳴だけど、咄嗟に画面(コレオ)を見てs**t kingzさんの名前があったことにも歓喜の悲鳴。一度聴いただけでは覚えられなかったけど、「めちゃくちゃお洒落な曲きた!」が初見の感想。

 

新潟公演ではワールドツアーのお知らせ。

これも思わず泣いてしまった…。アジアはラジオで解禁されているものもあったし、イベントで訪問することもあったから近々できるだろうなと思ってたけど、米はどうかな…って思ってたからLAやLosの文字を見た瞬間、よかった~の気持ちでいっぱいで。

7人で掴んだ夢。本当に本当におめでとう。

 

⑯Bro:)

エモ演出に涙。英詞だけどモニターに日本語訳が表示されているところにメッセージを大切にしたい気持ちが伝わってくる。日本語だとちょっとくすぐったくなる歌詞も英詞にすることで素直に伝えられるのよかったな。

 

⑰Day off

曲調も好みだし、1日の終わりに聴くのが好きな曲だけど、それ以上に「人の価値観はそれぞれ。全部理解する必要なんてない」っていうメッセージが込められたものをこんなに前向きに届けられることに衝撃。

私の勝手な想像だけど、如恵留さんとメンバーが衝突して宮近さんに話を聞いてもらったあの8月のことを思い出しての歌詞なんじゃないかなって思ってる。一刻も早く結果を残したい如恵留さんとペースが合わないメンバー。どちらが正しいとかじゃない、それぞれが持ってるキャパも価値観も違うんだから歩幅が合わないことも当然あって、そんな如恵留さんをただただ宮近さんは受け入れてくれた。価値観が違うことを否定することなく、それこそ「わからなくてもいいんじゃないかな」って伝えてくれたんじゃないかなって思ってる。曲中ではそこまで言及してないけど、(この曲自体は1人の人間が自分と他者を比べることについてのことであって、他者との衝突とはまた違う気がする)理解しようとするんじゃなくて歩み寄ることが大事だから言葉にしなきゃ伝わらないって考えてるんじゃないかな。宮近さんの価値観・宮近さんに救われた如恵留さんの思いがこの曲に込められてる気がする。

Day Offを聴く度にこのエピソードを思い出しては胸が熱くなって宮近さんの10000字を読んで泣くまでが1セット。「これからも衝突を恐れないでね。たとえメンバーとぶつかったとしても、僕が絶対仲をとり持つよ。」(Myojo/宮近さん10000字より)と言ってくれて、本当にありがとう。

 

Paranoia

初めて聴いた時、「これはちょっと閑也くんがやばすぎないか???」って衝撃を受けた曲。デビュー前の楽曲も閑也くんいい声してるなと感じることは多々あったけど、デビューしてからも楽曲でもここいいなぁと思ったところが閑也くんだったことが多くて。特にCharging!の「1人では弱い僕だけど~」は歌詞のエモさはもちろんだけど、芯が強いながらも甘さがある声が心地よかった。

その閑也くんがこれですよ。もう初めて聴いた時は、「よすぎるんですが???」しか出なかったもん。覚醒がすごい。

ライブがある度にトレンドにも入っていたこの曲。しめちゃんに羽を生やした人は誰ですか天才ですか?あまりの美しさにくらくらした…。

パフォーマンスはもちろん、バックモニターの演出(肩が出て目が隠れてる演出)も妖艶さが出てて最高。

うみんちゅはそれこそ今では振付もできるけど、プロデュース(一歩引いて俯瞰して意見を述べたり作品をつくる)が本当に向いてるね。

 

⑲Turn up the Vibe

個人的衣装部門No.1。如恵留さんにバスローブ型の衣装を用意したうみんちゅさん天才。メンバーに合わせて少しずつテイストを変えているパターン好き。閑也くんのガタイの良さが伝わってくる衣装としめちゃんの品のある色っぽさが伝わってくる衣装が特に好み。

あと、曲に入る前に如恵留さんと閑也くんが顔を見合わせて笑い合ってたのが印象的だった。

 

⑳Happy Groovy

事前のレポでTJがいちゃいちゃしてるとは聞いてたけど意味がわからず。

実際に目にしてみると確かにTとJがいちゃいちゃしてた(笑)。

"ravis apan"を発音する如恵留さんも野次馬化するみんなもかわいい(笑)。

からの公演毎に違うメンバーのいちゃいちゃ(?)演出楽しすぎる。

・松松見つめ合いからの如恵留さん1コーラス遅れ

・やや照れながらも投げキッスをプレゼントしてくれる如恵留さん

どっちの如恵留さんもかわいくて大満足。

しめんちゅのハグは会場が割れた。私も悲鳴を上げた。

キメ顔するところ、自担はもちろんみんなかっこよかったけど、宮近さんのバーンってやってからきめるお顔がもう帝王すぎて痺れる。

どこの公演か忘れたけど、如恵留さんがまちゅ持ち上げたり、閑也くんに(まちゅと一緒に持ち上げられたり)悲鳴ポイント多すぎ。

閑也くんと一緒にハートつくって間から宮近さんがハートつくって顔出ししてくるのかわいい空間でしかない。

「Feel so good~」からの盛り上がりはやっぱり何度聴いても大好き。

 

㉑Till The Dawn

個人的演出部門No.1(2つあり)。アルバムの曲全部好きだけど、聴けば聴くほど好き順位が上がっていった曲。冒頭シャンパンを開けて注ぐ音だけで一気にムーディーな世界に連れていかれる。バックモニターにはシャンパンの海。うつ伏せになって足を浮かせてシャンパンの海に溺れるメンバーを見て、恋に落ちている曲だと一瞬で把握できる演出すごすぎる…。花びらが舞うような演出も大人っぽくて品があって綺麗で、そこにまた7人の坂を使った艶めかしいダンスがぴったりとハマってて最高すぎた…。

バックの演出はセーラームーンを思わせる演出で、絶対世代の人は好きだろうな。

この曲、実はめちゃめちゃ筋肉プロなのにさらっとやってるのもすごすぎて…。

セットの棒掴んで坂に張り付いたまま高音歌ってる如恵留さんすごすぎる。

あと思わずしめちゃんの美しい腹筋をガン見してしましたすみません(本当に綺麗)。

しんどそうとも思わせず世界観に浸らせてくれるのも本当にすごい…。演出見てさらに好き度が増した。

 

㉒ダンスコーナー

まだまだ踊るTravis Japanさん(すごすぎ)。

ステージとバックモニターとで同一人物がそれぞれで踊る演出。

それぞれのダンスは別。バックモニターはちょっとスロー演出かかっててかっこよかったし、何よりバックはTシャツとジーンズのシンプル衣装で、これでも自分たちは魅せられますよという絶対的な自信を感じて痺れる。

如恵留さんのアクロ最高やばすぎ美しすぎ。

 

㉓Candy Kiss

「曲の入りが神」とだけメモを残して詳細を残してないポンコツっぷり。

それだけ全部の曲の入り方が神すぎるんだよね。

D.U.N.K.で披露した間奏ver.があってかっこよすぎた。

振付講座は福岡ではしずしめんちゅだったかな。

閑也くんのカーニバル、簡単だしみんなでやると超楽しくて元気でる。

宮近さんがたこ焼きつくる回もあったな(笑)。

如恵留さんは総合演出だから振付講座見られないかなと思ってたら、大阪公演(だったはず)で見られて歓喜。優しい振付から絶対できないアクロを入れてくる鬼教官大好き。

 

㉔Party Up Like CRAZY

いつ見てもしめちゃんセンターの低音低姿勢ダンスのところがぶちあがる。

ここで力強くトラジャ担がペンラを振ってるのも好き(笑)。

 

㉕Moving Pieces

個人的演出部門No.1(2つ目)。初めて見た時あまりに良すぎて呆然としてしまった。

外部で披露する度にこの曲はステージにめちゃめちゃ映えるなぁと思ってたけど、ここにきて最高に完璧な形での披露にもってきたTravis Japanがすごすぎる…。

フォーメーションの移り変わりに合わせてレーザー照明がフォーメーションを囲む演出。くるくると変わる(でも他の曲のフォーメーションチェンジとは違う。言葉にするのが難しい)。フォーメーションにぴったりとくっついていくのが見ていて気持ち良すぎる。この演出、トラジャのフォーメーション位置が重要なのはもちろん、照明スタッフとの息もぴったり合わないとできない構成なのにさらっとやってるの超かっこいい。レーザーではあるものの照明自体は派手ではなく、メンバーも暗くて見えないようにしてるのにそれが逆に良くて最高だった。。。

メンバー見えないのに最高って何事?すごすぎる。

天井目線のパフォーマンスはさすがに円盤には残らないかな?映像で残らないのもったいなさすぎる…。

 

㉖The Show

ステージに鳴り響く重低音が心地いい。

トラジャ担のペンラ芸が人殴りそうな勢いで気合入ってて楽しかった(笑)

わかる、この曲はペンラばんばん重く振りたいよね。

しめちゃんの煽りが毎回最高。

 

㉗99 PERCENT

この後半にこの曲を持ってくる体力のすごさ…。

全員が跳ね上がりで起き上がってくるところの如恵留さん、跳ね上がった直後の体勢でそのまま止まってるのすごすぎない?(流れてきたアンコールの動画見てもピタッと止まってる)確かに止まった方がめちゃめちゃ綺麗なんだけど、それをやるにはものすごい体幹と腹筋が必要では…。ダンスビデオと見比べてもまたうまくなってる気がする。

のえしずんちゅの大技に入る直前で如恵留さんの帽子がとれてしまって(激しい曲だから他メンバーもカバーに入れず)冷やっとしたけど、ちゃんと着地避けてたのさすがすぎた。

 

㉘Lock Lock

ペンラくるくる回すの超楽しい。

終盤に7人が内向きで円陣をつくって士気を高め合ってるシーンにぐっとくる。体力はきっともう極限状態のはず。持てる力を振り絞って出し切ろうとしてる姿が最高にかっこいい。

どこかの公演で一瞬の隙をついて水分補給してる如恵留さんが見れたけど、少し荒っぽい感じが最高にかっこよかった…。

 

㉙Love Tag

もともと曲に手拍子が入ってる(よね?)ことを活かして観客に手拍子を促してからの曲に入るの、「やられた~!」って感じで最高。観客参加型にしちゃうのも良すぎる。千賀くん振付だけど、キャッチーというより結構難しめのが入ってる感じかな?如恵留さんの鋭いハートマーク好き。

 

㉚LEVEL UP

うみんちゅからC&R講座。初期はもっと複雑だったのかな?福岡は簡単な単語のところだけで雰囲気で言えちゃうところだったから楽しく参加できた!

如恵留さんの手を口にあてるポーズもちゃんと再現しててかわいかった~。

ゲームをテーマにしたバックモニターの演出が良すぎたし、8bitのトラジャがちまちま歩いてるのかわいすぎる。

というか最後の最後にこのハードプロを持ってくるトラジャすごすぎる…。

最後、ちょっと挨拶した後に結構な高さからジャンプして消えたからびっくり。

如恵留さんのジャンプがまんまマリオなのなりきってて最高。

 

㉛アンコール(King of the Jungle,BIG BANG BOY,撮影OK曲)

ジャングル、初めて見た時に絶対振付まちゅだと思った(正解)。

まちゅは印象的なポージングを入れるのが特徴的だよね。

途中でムービングステージを降りてトラッコに向かって走る7人。

確か何かの雑誌で走ることでファンの人たちに見てもらえる場所が増えるみたいなことを言ってた気がする(意図的に走る演出を入れてる)。

それにしたってアンコールでまだ全力疾走してるのすごい。

あと如恵留さん降りる時もすさまじく美しすぎる。。。なんか二次元みたいな降り方してたような…。

 

撮影OK曲は私自身はあまり綺麗には撮れなかったけど、ネットでたくさん素敵な瞬間が流れてきて幸せだったな~。国境を越えて届けられるし、行けない人も楽しめるし、かといって全曲にすると気分が削がれるから、この感じで次もぜひ続けてほしい。

 

㉜Together Now

デビュー魂の途中から始まった、元太くんパートをファンが歌う部分。

ファンの声を聴くメンバーみんなの顔がとても幸せそうで、終わる寂しさとまたきっと会えるという希望を分かち合う瞬間が大好き。

最後、モニターに7人の素敵な表情がアップで映し出されるところも最高。

 

Dance With Me (新潟)

Wアンコにいくまでの茶番(閑也くんがファンの見方をしてメンバーを引き留めようとする)が楽しかった(笑)。Wアンコを求めるファンの声すごかったな(願わくばその声量を通常時のアンコールから出していただきたい…。)

Dance With Meのイントロが流れ出した瞬間の悲鳴はこれまで観戦してきた中で過去一やばかった(私比)。

かくゆう私もデビュー魂でファンサ曲として聞いてはいたものの、導入部分の振付を見たのは初めてだったからめちゃめちゃテンションアップ。

この様子をあとで公式にアップしてくれるところにトラジャの愛を感じたな。ありがとうね。

 

如恵留さんが総合演出として手掛けた 『Travis Japan Concert Tour 2024 Road to Authenticity』。

担当としての不安はまったくなく、むしろ期待しかしてなかったけど、本当に期待以上のものを見せてくれて改めて自担に惚れ直したライブになりました。

ムービングステージを使ってトラジャの良さをたくさんの人たちにくまなく見てもらい、メンバーそれぞれが振付を担当することで様々なバリエーションの作品を創り上げ、客席によって見方が変わる演出など照明にもしっかりと力を入れた構成。

一方で、ファンサも対応できるようにトラッコやトロッコを駆使して近くだけでなく、遠くのファンにも会えるように軌道を確保(そのおかげでトロッコで来てくれた時に神々しいまでに美しい7人を双眼鏡なしで拝めた)。

相当にスタッフたちとコミュニケーションをとりながら手掛けたであろうことが伝わってきたし、それぞれの意見をとりまとめて最前の道を模索するのもめちゃくちゃに大変だったはず(それに応えてくれたスタッフさんたちにも感謝しかないし、オーラスの特別演出はスタッフさんの愛を感じた)。

それでもやりたいとファーストペンギンを名乗り出てくれた如恵留さんにたくさんのありがとうとお疲れ様を送りたいです。

 

またこれからも素敵な景色を見せてくれるのを楽しみに待ちつつ、彼らが目指すステージに立つことができるように応援の力を送っていけるといいな。

 

【ネタバレあり】THE SHOW ~ただいま、おかえり~(新潟編)

タイトルのとおり、新潟公演に行ってきました!(2/18夜・2/19昼夜)

事前の情報で朱鷺メッセはメンバーの顔が見えやすいと聞いてたけど、本当にどの席も見応えがあって最高だったな。

まぁ私ポジティブシンキングなので、どの席でもきっと最高って言ってると思うんですが(笑)

遠いなら遠いなりの、近くなら近くなりの楽しみ方があるし、方角が違うだけで新しい発見があったりするものだからね。私が大好きなアイスショーなんかは方角も選んでチケットとれるから、フルコンボできるように席とったりしてたのでそちらの推し活で鍛えられたんだと思う。

 

というわけで、今回も例のごとく、備忘録として記録しておこうと思います。

今回は愛知公演後、めちゃくちゃ予習してきました。

ジャニーズ伝説2017を観て、カバー曲の公式動画を観て、新曲は和訳をチェックして…(と同行した友人に説明したら笑われました笑)

新鮮な気持ちを感じるのももちろんいいけど、いろんな背景を知ったうえで改めて見ると、この曲に込めた思いなんかも感じられていいですよね。

 

【OP】

OPのちゃかちゃんの「ただいま」何度見ても最高。(表情がめちゃくちゃよい)

如恵留さん足を大胆に車にのせて煽ってるのとうみんちゅが足を前列に大胆にのせてるところが好き。ナンバーを公演日にきちんと変えてるのもよかったな。

TLでシートベルトしてるってちらっと見たけどどうなんだろう?舞台裏が気になる。

初回は見逃してた映像もしっかり確認。Hollywoodから東京に帰ってくる演出泣ける。

 

【PARTY UP LIKE CRAZY】

曲前にそれぞれコートを脱ぐんだけど、如恵留さんの脱ぎ方が貴族すぎる。コートってあんなにふわって投げられるんだ…。

通常は円形になって移動するシーンで堂々とレッドカーペットを歩く姿、かっこよすぎる。そこから重心を低くしてダンスに移るのも最高。

 

JUST DANCE!】

前半後半どっちのJUST DANCE!か忘れたけど、如恵留さんJUST DANCE!の後半のアクロ、ばら脚にして即ピロブンダンス混ざってた。(音楽番組で披露してたやつ)本当に休む間もなく合流しててすごい…。最初のアクロは前半はMV通りのアクロ・後半はサイドにシュッとやるアクロ(名前がわからない)だったかな?アクロの種類が本当に豊富。

 

【自己紹介】

お手てぶんぶんからの「如恵留だよ~~~~!!」がかわいすぎて。。。

最後のちゃかちゃんはやっぱりミッキー(n回目)基本このシーン歓声が上がるんだけど、新潟最終だけちょっと笑いが込みの歓声だった気がする(聞き取れなかった)。何て言ってたんだろう?

 

■ACT1 Hollywood

【Put on a Happy Face】

予習するにあたって公式の動画が見つからなかったけど少年隊さんの曲?それとも有名な曲を過去に少年隊がカバーしたのかな?ちゃかちゃんの幕前の言葉→ACT1の表示→まちゅの登場とこの流れが本当にディズニー感満載すぎて大好き。

ディズニーのBBBがすごく好きなんだけど、"Sing Sing Sing"コラボしてほしすぎる。

 

【夢ハリ(日本語ver.)】

新潟は曲入りのバリエーションがすごかった(笑)。

〇2/18夜

「どうも~」って言ったらTravis Japanって言ってね~!

 ↓

「俺たちの方がTravis Japanだし!」(吹き出す中村さん笑)

マウント宮近さん最高だった(笑)。MCでも触れられてたけど、ちゃかちゃんご満悦のお顔しててずっとかわいかった~(会場からも漏れる「かわいい~」の声)。

 

〇2/19昼

冒頭「どうも~」をしめちゃんが横取り。ちゃかちゃん放心状態。(レポ見るとうみんちゅも棒立ちになってた?)ノリノリのしめちゃんと不服の表情で「月の見える~」を歌いだすちゃかちゃんの落差。(笑)

 

〇2/19夜

「姓はTravis、名はJapan!」ちょっと面白い。(笑)

隣の人が爆笑してた(笑)。

全然気が付かなかったけど、ポップアップでステッキが出てくるシーン、しめちゃんだけ出てこなかったみたいで(如恵留さんも驚いてたそう)。スタッフさんが手動で渡して事なきを得たみたいだけど、やっぱりポッアップってリスク高いんだろうね。何かの雑誌で人がポップアップするのは…みたいな言動もあったし。

ちょっと調べてみたけど、ポップアップって機械じゃなくてスタッフ手動でやってるっぽい?すごいね?裏側気になる。

タップだけのシーン、カノンみたいにメンバーが順番にタップ踏むシーンがお気に入り(タップも如恵留さん監修すごい)。

 

【アカペラ夢ハリ】

〇2/18夜

すぐにピアノを弾こうとする如恵留さん

 ↓

「待って?この時間、大切にしたいの」(元太くん)

引き止め方がスマートすぎる…。

 

〇2/19昼

「如恵留です」という元太くんに「違います」とツッコむ如恵留さんののえげんがとてもよい…。元太くんが見せてにハマってるらしく、見せてと言いながらステージを後に。

その後、珍しく立て続けにピアノをミスタッチしてしまう如恵留さん。

最初は身体を大げさにぶるぶるしながらリアクション、2回目のミスタッチでは元太くんが再びステージに出てきて「見せてっていったでしょ!」からの如恵留さんの「みんなかっこつけてるのにごめんね。」というリアクションだったけど、結果だけ見るとミスなんだけど、この魅せ方が本当に生感があって最高だった。

ミスはもちろん最小限の方がいいだろうけど、生の舞台ではミスはつきもの。コンクールだとミスは顕著に結果に表れてしまうけど、ライブはいかに観客を楽しませるか。如恵留さんのミスに対して元太くんとステージ上にいたメンバーが即座に対応してエンタメ化してたのがもう良すぎた。休憩した(ように見せた)のか如恵留さんを見守ってたのかわからないけど、通常は立ち位置のうみんちゅが座り姿勢になってたのがめちゃかっこよかった。(一緒に入ってたうみ担の友人に聞いて知った)

 

〇2/19夜

「この時間いいよね」「ね」と言いつつピアノを弾き始める如恵留さん。「全然わかってない」とおこの元太くん。とてもよいのえげん。元太のおねだりで夢ハリを伴走して2人でハモリ。このハモリがとっても綺麗。ずっと聴いていたいくらい心地よくて美しかった。最後に「のえげん見せちゃったね」とメンバー自ら"のえげん”ワード。(最高)見せられましたね…。

その後、昼公演に続きミスタッチしてしまう如恵留さん。(リアクションは昼公演1回目と同じだった気がする)その後のことはレポ見て知ったけど、ピアノが無事弾けた後、ちゃかちゃんがグッドサインか何かしてたっぽい?何それ、超かっこよすぎる…。

渡米中に数々のトラブルを乗り越えて絆を深めたからこそ、ミスさえもプラスに変える魅せ方ができるんだろうな。最高すぎる。

 

【Happy Groovy ジャズver.】

よりグルーヴィー感が感じられるようになったジャズグル。

途中ペアで踊るシーンののえしめがお気に入り。

しめちゃんの開脚はやっぱりすごい。

 

【Swing my way】※新曲

これが一番もう1回見たかった!!!!!

愛知公演後、いろんな衝撃ですぐに曲調を忘れてしまってどれ程この公演でまた見られるのを楽しみにしてたか。

3曲どれも素敵なんだけど、やっぱり私はダントツでこれが好き。

冒頭のイントロだけで「きたーーーー!!!」ってなる。

重心低くして手後ろでピロピロしてる振付大好き。

途中7人全員ウエスト・サイド・ストーリーみたく脚高く上げてるのすごい。

ウエスト・サイド物語 の映画情報 - Yahoo!映画

しずまちゅの「今」の破壊力…。うみんちゅもやばかった…。(うみんちゅは「今」じゃなかったけど記憶に残ってない)

ダンスや歌はもちろんのこと、曲調もミュージカル調で聴いててわくわくする。

テレビで披露してお茶の間をびっくりさせてほしい。

 

■ACT2 Electronics

【FIRE!!!】

うみ担の友人に聞いて初めて知ったけど、球体に電撃が走ってるような見せ方、色が相手のメンカラになってるんですよね。「この演出はぜっっっっっっったいにうみ!」と言ってたんですが、うみんちゅさんどうなんでしょう?後半影演出になるところもよい。

最終日、うみんちゅがちゃかちゃんの肩を抱いてる時の会場の悲鳴まじですごかったし、照れてるちゃかちゃんが本当に本当にかわいい。

 

【PINEAPPLE】

不思議な台座を使ってるなと思ってたけどV6さんのMVを見て納得。

初回ではまったく気が付かなかったけど、ごりごりの恋愛曲だった。(しかも遠距離恋愛で渡米中のトラジャとファンを想起させる)

Never My LOVEといい、今のトラジャの心情にあった曲をセレクトするトラジャに信頼しかない。

前半ののえしずのハモリがとってもお気に入り。

7人の声を知ることができたからかハーモニーがますます心地よくて。

あと、何度見てもあの筋トレ振付がすごすぎて訳がわからない。

 

【GET ALIVE × Lock Lock(Remix版)】

後ろの絵の具をぶちまけたような赤と白が渦巻く演出がよい。

全員の"drop it"チャンス、(全員であってる?)バチバチにかっこつけてて最高。

 

【Unique Tigers】【Dance With Me】【Talk it! Make it!

今回はわりと近くでメンバーを見られたのでファンサを中心に。

(後半のファンサと記憶が混ざっちゃってるかも)

 

〇2/18夜

センステ付近で後半ちゃかちゃんが止まる神席。(いいんですか?)

隣のトラッコに乗ってる元太くんと何やらとても楽しそうにしてたかと思いきや、ご機嫌&テンション高めでがしがし踊りだした!?(こんなん見てもいいんですか?)

本当にめちゃくちゃかっこよくてかわいくて最強だった…。

このことそういや呟いてたな…とTL確認してみたら「ハッピーオーラを振りまいてくれて最高にイケ散らかしてた…。やっぱりちゃかちゃんはミッキー。」って呟いてた。(笑)

ちゃかちゃんが特定の個人に向けたファンサをしないのは知ってたけど、それでも周りをあっという間にハッピーにしてしまうのが強すぎる。

あと、この回でうみんちゅからファンサを貰いまして。(私は白ペンラだったから同線上にいたうみ担さんに向けてだったと思うけど、目線は合ってたから都合よく解釈しておく笑)あちらも破壊力抜群でしたね…。

 

〇2/19昼

うみ担の友人と入った回。まさかの如恵留さんとうみんちゅのトラッコが目の前で止まる奇跡。ちょうどユニタイの如恵留さんの番だったからノリノリの如恵留さん見ることができて歓喜。トラッコとの距離が3列分だったから肉眼ではっきりお顔が見えて最高。ファンサはもらえなかったけど、如恵留さんが満面の笑みでたくさんのファンの声に応えてるのを見られただけで幸せな時間だったな。デビューできて本当によかったねと改めて感極まる。

というか7人全員イケメンなのはわかってたけど、改めて見ると本当にお顔がよすぎてびっくりしません???しめちゃんなんか発光してたよ?美しすぎたよ?あんな美しい人初めて見た。

 

〇2/19夜

後ろの方だったけど中央付近だったから途中トラッコがストップして7人が横並びになったシーンで万遍なく7人を見ることができて胸が熱くなる。7人違って7人いい。7人だからTravis Japanなんだなって。

トキメキだったかな?如恵留さん歌割忘れてしまってて、まちゅに「のえる~???」って言われてたのかわいかったなぁ。伝染してうみんちゅも少し忘れてた(笑)。

閑也くんのファンサは遠くからしか確認できなかったけど、担当さんを見つけて歌ってたのがすごく素敵だったな。あと目が本当に優しい。愛おしいものを見つめるような目で見てくれてた。

 

【MC】※順番は適当

〇2/18夜

・レルヒさんのお名前を思い出せず、早々に諦めるしめちゃん。

・自分がゆるキャラだったらのお話(うみんちゅは「はげ丸くん」)

・しめちゃんがOP登場前にオランウータンみたいな動きしてた話→しめちゃん気に入ったのかうみんちゅにやたらしめウータンを披露。うみんちゅ怖がる。(笑)しめんちゅすごい。

・ケータリングのお話(うみんちゅがまちゅにラーメンをつくってあげた)

 

〇2/19昼

・ステージ上のかご(ドリンク)がなくて「仕事がない!」と焦るうみんちゅ。

・前日何したかのお話。(如恵留さんは🦑。でもみんな早め就寝。そりゃあれだけ身体使ってたら疲れるよね。)

・Wカイトとしめちゃんが一緒に帰った話。ステーキ持って帰るか迷っててWカイトを待たせたしめちゃんに対して、「おいしかった!?俺らを待たせて食べたステーキ!?」とやたらつっかかる(笑)。

・「海人が近くで圧かけてくるから…」というしめちゃんにキレるうみんちゅ。最後マイク離して叫んでた。(笑)

朱鷺メッセのことを朱鷺メキメッセとも言えるよね?といううみんちゅ。ちゃかちゃんにとぼけられて拗ねてステージ下にはける。6人が焦ってると上手から出てきて、「マリオみたい!」と言われてご満悦。「海斗は頭が固い。社長になれない」と言ううみんちゅに「Travis Japanでやっていくしかないね。」と返すちゃかちゃん。(うまい)「ああ言ったらこう返す!」と反論すると「ああ言えばこう言うね」と返して、「あとの痴話げんかは楽屋裏でやります(笑)」と言うちゃかちゃん。特大Wカイトすぎた…。

・ユニットバスにアクロバティックに入る如恵留さん何者。

PS4を新潟に置いて帰ろうとする富豪うみんちゅ。

ハリーポッターのお話。まちゅの呪文詠唱かわいい。

・朝一番に元太くんとファンが顔を合わせてしまった話。まるで漫画。

・ゲーミングチャンネルのお話。如恵留さんまじでスプラのその腕前披露してほしい。

 

〇2/19夜

・レルヒさんがヒロシさんになる。

・身体重いなと感じたお話(体力が回復しきってない)からファンの声があればなんでもできるという話に。しめちゃんはお手付きなしの側宙披露、ちゃかちゃんに無茶ぶりされて元太くんはバク転披露。(大歓声)からの「俺の時もそうなって!?!?」とツッコむ如恵留さん(笑)。←真面目に話すと如恵留さんのアクロはもうすごいの次元を超えて作品に馴染んじゃってるから世界観に入り切ってしまうんだよね。ちゃかちゃんは助走つき足上げ。(かわいい)

・「如恵留くんのアクロバットはすごい。アメリカでやったらお金とれる。」と如恵留さんをべた褒めしてくれるうみんちゅ。よきのえんちゅ。

・先にはける前にしめちゃん再度側宙披露。(すごい)「階段近くはやめて?」と心配するうみんちゅ優しい。

・ちゃかしめまちゅがはけた後、グラミー賞について。何年で受賞したいかっていう問いに対して1~3年でそれぞれ回答。預言者の閑也くんが2年って言って「2年に合わせて行動していくんだよ!」(ニュアンス)がめちゃかっこよかった。「いろいろ用意してる(如恵留さん)」とか、英語の曲は時間がかかることに触れて、「そのために「練習」というものがあるんです。」と真面目に話すうみんちゅかっこよかったな。

 

うみんちゅが話を切り出すことが多いのすごかったし、しめちゃんも突然話題振られてて自然と面白い方に持っていけるのすごかった。共同生活を通じてよりトークに自然な感じがでたような気がする。

愛知公演ではデビューした喜びをたくさん見せてくれてたけど、新潟公演では加えて次の目標に向けてぎらぎら燃えてる様子も垣間見ることができて最高に痺れたな…。すでに絶対何か隠し持ってるっぽいしね。どんどん突き進んでいくトラジャ、頼もしすぎる。

 

■ACT3 Japanesque

【VOLCANO】

後ろの映像を初めてしっかり見られたけど、踊るように炎が飛んで歌っているメンバーのもとに移っていくいく演出が好き。ハモリの時は2人分。この演出のおかげでハモリの時も誰が歌ってるのか明確でわかりやすい。

背面に虎の絵がある白衣装も最高。

 

【Namidaの結晶】

アニメエキスポで披露してた間奏のダンスがとても好きだからじっくり見られて嬉しい。羽がどば~っと落ちてくるところは思わず滝澤歌舞伎を連想してしまう。ここから次の演目に繋げるの天才。

 

【Never My love】

愛知公演の時はまったくこの曲を知らなかったので、「しっとり系だ~」と呑気に聞いてたけど、背景を知ったらとんでもない曲だった。今のトラジャ担でこの曲や背景を知ってるのはどれくらいいるんだろう?

初代ジャニーズからA.B.C-Zに至るまでのジャニーズの歴史をエンターテインメントショーで描いた「ジャニーズ伝説2017」で披露された曲。(Wikiより)トラジャからは松松を除く5人が出演。ネタバレ回避のためにスペース作りますね。

ネタバレなしで感想言うと、「トラジャ好きな人は絶対見た方がよい」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず想像以上にトラジャの出番多くてびっくり。見切れとかじゃなく本当にがっつり演技もパフォーマンスもしてる。如恵留さんが球技(野球)をやってるシーンレア。というかピアノ弾く役やってるの素敵すぎるんですが…。アクロもこの頃から披露。閑也くんの有名人の役も好き。うみんちゅのボケ(笑)。あと公演中もTravis Japanってしょっちゅう名前出してくれるA.B.C-Zさん優しすぎる。

ジャニーズが渡米した瞬間は「いやこれトラジャじゃん?」ってフリーズ。TL遡ってみたら3/3の日にジャニーズ伝説のこと出してる人もしっかりいた。トラジャって本当に伝説を継承しているグループなんだと実感。夢ハリは渡米したタイミングでの劇中歌としてまさにぴったりのタイミングで披露されていて、このためにつくられた曲なんじゃないかって思ったくらいで思わず身震いした(調べてみると、ジャニ伝が2017年10月~、夢ハリの披露が2017年8月のサマステだからジャニ伝が初めてというわけではなさそう)。

公演後ではちゃかちゃんが「トラヴィスペインからもらった名前~」とポージングしながら自己紹介してみんなで決めポーズ。最高にかっこよかった…(でもこの頃はメンバーが立て続けに抜けて厳しい時期だったんだろうなぁ)。

 

初代ジャニーズが渡米してもらった大切な曲"Never My Love"。その曲が継承されてジャニーズさえも果たすことができなかった世界デビューを成し遂げたTravis Japanが今ここで披露するって胸熱案件すぎません?新しい世界を切り拓きながらも伝統を継承していく覚悟を持ってるんだなって。

それで歌詞がまたよい。

"君が僕に聞く「もし僕が君に飽きる時が来たら?」"

"君はもし僕の心が君への思いをなくしたらどうしようと訝しがる”

と不安がる「君」に対して、"この愛にそんな時は決して来ない"と応える僕。

”何が君を愛は終わるだろうと思わせるの?私の人生はあなたに委ねられてる"と語る僕。

これはもうトラジャからトラジャ担への最高の愛の言葉では。。。(泣)

ちゃかちゃんがいつも言ってる「ファンのみんながいるからトラジャが輝ける」と同じすぎて、ああトラジャはずっと変わってないな、渡米前も渡米中も渡米後もずーーーーっとトラジャ担を想ってくれてるよねとまた涙。。。

トラジャの「伝統」への思いと、「ファン」への思い、2つを感じることができるとってもよいパフォーマンスだった。

 

【君だけに】

今回新潟公演に参戦するにあたってオリ曲以外の予習をしてきたけど、この曲だけ忘れてしまってて。なんでだろうと考えたけど、それだけこの曲がのえげんの曲として出来上がってしまってたからなのかなと。(少年隊さんを尊敬しているのは大前提として)舞台のセットだけでなく、白と青に光るペンライト。観客が生み出す風景も含めて一つの世界観を創り上げてたと思う。

どうしても如恵留さんの美しさに目が離せなくて作品全体の解釈まで頭が回ってないけど、いろいろな想いを経てラストに交わりあう2人が本当に美しい。

振付では2人が別々の場所で脚をサイドに大きく逆くの字に曲げるすごくコンテっぽいところが好き。(伝えづらい…)

あと愛知の時も感じたけど如恵留さんのアクロがもう作品の世界観に溶け込みすぎててすごい。愛知公演後に読んだ雑誌で「アクロとコンテの融合を目指したい」みたいなことを話してた気がするんだけどまさにその通りの魅せ方で。

あまりに2人とも自然すぎて気が付かなかった(TL見て気が付いた)けど、コンテ+歌唱(如恵留さんは+アクロ)を全部同時にやってるんですよね…。コンテってものすごい難しいはずなんですけどね。難しさを感じさせずに世界観にどっぷり浸からせられるのやばい。

話が飛んじゃうけど、私のもう一人の推しである町田樹さんもプロとしての最終公演がコンテ+スケートだったんですよね。やっぱりこの2人は話が合いそう。

 

■ACT4 Street

【LET'S MUSIC】

セクゾさんの曲。セクゾさんも楽しく踊る♪って感じだったけど、しめまちゅはとにかくかわいい。。。(でもたぶん難しいことやってる)本当に2人で楽しそうに踊ってくれて幸。

 

【Turn up the vibe】※新曲

如恵留さんの緑衣装+白ハット好き。(あと衣装が違うと見つけやすい笑)

これも和訳すると結構なラブソングなんですよね。

トラジャってラブソングないって言われることもあるけど、"The Show"がJr.時代の最高のラブソングだと思ってるし、愛情表現がちょっと違うのかなと。(しっとり歌うとかじゃないもんね。それも見てはみたいけど。)新曲3曲、どれもテイストが違っててよい。

 

上を向いて歩こう

何度聴いてもこれをライブで歌うトラジャが強すぎる。

終わった後にWODの練習シーンが流れて「7人ぼっちでやってきた」と語るちゃかちゃんがすごく印象に残ってる。

 

WOD

のえ担としてやっぱりTNが大好きで、重力がないみたいにふわっとペアでジャンプするシーンがあるんだけど、閑也くんとうみんちゅ?(曖昧)がジャンプするところがすごく印象に残ったな。7人だからこそできるパフォーマンス、完成形をここで披露できたことがとっても嬉しい。あと如恵留さんがみんなに求婚されるシーン、本選では×だったけど、公演によっては〇ってしてるところもあってかわいかった。。。

新潟は全部正面席だったけど、向きが変わって横から見る時、フォーメーションから数歩下がる瞬間のタイミングが本当にきれい。

ラストの如恵留さんの渾身のアクロは何度見ても痺れる。

新潟最終公演ではいつも以上にお互いを鼓舞して踊ってたなぁ。

福岡→LA→新潟と強行スケジュールの中で後半にWODフルパフォーマンス。体力も相当削られてるはず。それでも7人で支え合ってファンの歓声を受けて輝くトラジャが最高に眩しい。

 

JUST DANCE!】(しんみりver)

たまたま私の席からはうみんちゅがよく見える席だったけど、本当にものすごく穏やかな笑顔で。如恵留さんのお顔は隠れてて見えなかったけどきっと同じ表情だったんだろうな。今この場に7人で立っていられる幸せを噛みしめてる様子にまた涙。

 

【挨拶】

〇2/18夜

「そうくるかって言われるTravis Japanになりたい」がまさに私の大好きなTravis Japanすぎた。今度は何を見せてくれるんだろう?きっとまた想像以上のものを見せてくれるんだろうなって思わせてくれるエンターテイナーが大好きなんですよね。これまでアイドルに縁のなかった私がアイドルでそう思えるグループに出逢うなんて今考えてもびっくり。(決してアイドルを卑下してるわけじゃなくて本当に縁がなかったので)泥臭くってもいい。きっと彼らならそれすらバネにしてすごい景色を見せてくれると信じてる。

 

〇2/19昼

ヒーローはいないけどアイドルはいるよ、自分たちでこの道を選んでここにいるよっていうお話。如恵留さんの言葉は時には現実的なこともあるけど、(あなたの辛さを全部は抱えてあげられないけど、とか(ニュアンス))でもそれを踏まえて素敵な言葉を送ってくれる。彼らにもらったパワーを癒しにするだけじゃなくて、私自身の成長の糧にもしたい、推しに恥じない自分になりたいな。

 

〇2/19夜

不器用で泥臭くて遅咲きだと言われるかもしれない、でも少しずつ大きくなっていきたいというお話。

遅咲きの人でも今ものすごく輝いてる人を知ってるから大丈夫。

きっとこれからじわじわと国内外含めてたくさんの人に見つかっていくんだろうな。

今は幸運にも複数回見られている公演も将来的には難しくなるかもしれないけど。でも、それはそれで嬉しい(でも配信はしてほしい)。

Travis Japanってすごいね!」って言われた時に「Jr.時代から見てました!」ってドヤ顔するんだ。(歴短い方だけど)

 

あと、この回のちゃかちゃんの言葉がとても印象に残ってて。子どもの頃からCGアニメーションが好きだったという話から始まって(この時のお顔がでろでろに溶けてて大層かわいかった。。。)自分がときめく側だったけど、今はみなさんをときめかせる側にいることができているというお話。最後に「Travis Japanの誰も見たこともないストーリーを一緒に書いてくれませんか?大事なプロローグは終わりました。一緒にビッグストーリーを描いていきましょう。」

最高すぎません???かっこよすぎて一生ついていきます…。

 

■アンコール

【BIG BANG BOY】

【DRIVIN' ME CRAZY】※新曲

【Together Now】

 

とにかく"DRIVIN' ME CRAZY"ののえしめと寝っ転がるトラジャのあまりのエモさとかわいさにほかのすべての記憶が吹っ飛んだ。。。

ふいに声とか出ないタイプだけど、のえしめのだっこからのほっぺは思わず声出てしまった…。寝っ転がるトラジャ、うみんちゅ一人が見つめてるのなかなかにシュールだった(笑)。最終的にみんなで寝っ転がるの本当にかわいい。

 

またもや深夜テンションで書いてしまった。(10,000字超え)

よすぎるポイントが多すぎるんですよね。

配信して一人でも多くの人に見てもらいたいけど、この時期でお知らせないってことはやっぱり難しいのかな…。もったいなさすぎる。

 

残すは大阪、神奈川の2か所。どうか、7人全員健康で駆け抜けられますように。

そしてたくさんの人にトラジャの魅力が伝わりますように。