ジャニーズを知らない私がTravis Japanにハマった理由

Travis Japanが渡米留学して約半年。

AGTも一息ついて次のイベントの公表がない今だからこそ、改めてトラジャ担になったきっかけを記録することで初心を思い出そうかなと思います。

最初のブログ(推しGが渡米することになった - tjharu423’s blog (hatenablog.com))でも書いたとおり、ざっくり言うとトラジャ担になったきっかけは友人からの紹介(布教)。それまで本当にジャニーズと縁がなく、嵐やTOKIOSMAPなどは知ってたけど、本当にその程度。

ジャニーズJr.はもちろんのこと、Jr.というものの存在すら知らなかった、そんな私がまさかジャニーズグループのファンになるとは、過去の私に言っても絶対信じないだろう。

 

①フィギュアオタクからの転身

もともと私の趣味はフィギュアスケート鑑賞だ。羽生さんがソチ五輪前の全日本で高得点を出したことをきっかけにスケートを鑑賞するようになり、その過程で町田樹さん*1にドはまりし、彼のプロスケーターとしての作品を鑑賞したり、研究者としての講義を聞くためによく遠征していた。そんな中でのコロナ禍。アイスショーやイベントが中止になったり、開催されたとしても田舎からの遠征はまだまだ反発を買う時期で行くことができず、「近くの人は行けるのになんで私は行けないんだろう…」ともやもやを抱えてしまっていた。*2

 

その時にジャニオタ(トラジャだけではなく幅広くいろんなグループが好き)の友人が私がスケートを好きなこと、町田樹さんの芸術的な作品が好きなことを知ったうえでお勧めしてきたのがTravis Japan川島如恵留さんだ。

 

実はそれまでにも友人宅で他のグループのライブDVDはいろいろ見せてもらっていて、それはそれで楽しかったけどファンになるとまではいかず。お勧めされれば見る、という程度。(トラジャのDVDは持っていなかったので未視聴)*3

 

ジャニーズJr.チャンネル(以下虎tube)のお勧め動画も教えてくれたけど、如何せんメンバーの顔や性格がわからないので面白さがその時はわからず。容姿から人を好きになることがないので如恵留さんのことも「イケメンだな~」という程度。(今となっては如恵留さんが世界一かっこいいと思ってる)

それが変わったのが2020年10月にあったMステスペシャル。金色の衣装に身を包んだ如恵留さんのバク転に衝撃を受ける。

 

「ジャニーズでこんなに綺麗にバク転できる人いるの!?!?!?」*4

 

着地した時に衣装の裾がひらりと舞うことすら計算されたかのような身のこなし。重力を感じないふわっとした足さばき、からの美しいターン。このシーンだけで何度見たことか。当時は如恵留さんがどういう人かまったく知らなかったけど、「私がもしトラジャのファンになるなら、きっとこの人のファンになるだろうな」という予感は持つように。

 

その後積極的に追いかけるとまではいかなかったけど、年末の紅白で嵐のバックにトラジャがいたことにすぐに気がついて興奮するくらいには彼らのことを認識していた。

 

②「夢のHollywood」との出逢い。賛成コンでの衝撃。

それから約半年後、タイミングよくコロナ禍でも行ける距離で賛成コンに行けることになり、行くからにはメンバーとオリ曲くらいは勉強しておかないとなと虎tubeをチェックすることに。(メンバーは割とすんなり覚えられたけど、やっぱり松松の判断が一番の難所だった)*5

 

そこで出逢った「夢のHollywood」。

 

初めてもらったオリジナル曲だということも、松松が加入して初めて2番ができた(★)ということも、あらゆるバックグラウンドを全く知らない中で観たパフォーマンスだったけど、なぜかこの曲とそこで魅せる彼らのパフォーマンスに強烈に惹かれてしまった。

ちなみに当時2番目に好きだったのが「DWM」。初めて観た時ディズニーを想起したのはきっと私だけではあるまい。(ディズニーの「BBB」大好きな人)まるで1つのショーを観ているようでワクワクが止まらなかった。ジャニーズを好きになるって「かわいいから」「かっこいいから」という理由でみんなファンになってるんだろうなという偏見を持っていて、そういう気持ちはこの時はまだわからなかったけど、でも彼らのパフォーマンスは好きだなという気持ちを持つように。

 

そして賛成コンで圧倒的なパフォーマンス力で魅せられ、一気に沼にin。リアルタイムでは興奮で気が付かなかったけど、賛成コンの流れそのものが1つの物語になっていることを後で知って震えた。

如恵留さんの生アクロバットはため息が出るほど美しかったし、とにかく7人のダンスが圧巻で、移動が移動じゃないくるくる変わる見事なフォーメーションからは目が離せない。オリ曲以外は知らない曲ばかりだったけど、それでも楽しくてしょうがなかった。

人前で踊るなんて恥ずかしすぎて無理な私がカーニバル師匠と一緒にノリノリで踊ってたし、のえちゃかのロリデの世界観はすごすぎた。一番期待していた夢ハリはタップver.じゃなくてターンver.だったけど、

 

「7人全員こんなに綺麗にターンできるの!?!?!?」

 

と、これまた新たに驚かされる。(しかも今となってはあの時よりさらにうまくなってる)Travis Japanは私が持っていたジャニーズの偏見を木端微塵に打ち砕いたのである。

 

沼に落ちた私はその日のうちに「帰って虎tube見る」と友人に宣言。とにかく彼らの人となりを知りたい一心で自ら更なる沼に足を踏み入れたのである。

 

③幸福度No.1グループ

虎tubeを見れば見る程、彼らがどういうグループなのか、どういう個性を持っている人なのか分かり、ライブ後は恥ずかしくて宮近さんと言ってたのもいつの間にかすっかりちゃかちゃん呼びに。でも200以上ある動画を全て見るなんて普通に考えればできなかったと思う。でもなんの苦もなくできてしまったのだ。その理由はちゃかちゃんのこの一言にあったと思う。

 

「如恵留くんは人を卑下する笑いは嫌いなんだよ」(by 宮近海斗

(出典動画:【全力ギャグ】球場で二人三脚カルタは爆笑!?https://youtu.be/hY5GRjGnuZEより)

 

そういえば虎tubeを見ていてしんどいなと思ったことがない。爆発力が常にあるわけではないけど、(ボケの大渋滞はトラジャの得意技)ずっと温かい気持ちで安心して見られる。見ている人を不快にさせない、安心して楽しく見てもらえるって簡単なようで実はすごく難しいこと。

テレビでは未だに人を否定したり過度に弄って笑いをとるシーンがあって嫌な気持ちになってしまうことがある中、ちゃかちゃんのこの言葉を聞いて、「このグループなら胸を張って応援していける」という気持ちになったことは今でもはっきり覚えてる。

 

あと、これはきっかけを忘れてしまったけど、ちゃかちゃんが時折発する強い言葉にはそこにいる人たちだけではなくて目の前にいないファンに対してもきちんと向き合って伝えてくれている印象がある。

スケートの方で現地に行けない人=置いてけぼり感を感じてしまっていた私にとって、気持ちをきちんと受け止めてくれることがとても嬉しかった。*6

 

後に彼らが某雑誌のインタビューで「幸福度No.1グループ」と呼ばれていることを知り、本当に素敵なグループと出逢えたんだなと温かい気持ちになる。*7

 

④なんで私がのえ担に?

私の当初の予想通り、賛成コンを通じて特に如恵留さんの踊りに見惚れてのえ担になったけど、彼の人となりを知れば知る程、「すごい人だ…」と尊敬の念を抱くように。特に“のえまる”では彼の人間的魅力や経験値の高さが遺憾なく発揮されている。まさかアイドルのブログでノブレスオブリージュとか情報リテラシーとか勉強することになるとは思わなんだ。

 

自分はこう考えてるんだよって伝えてくれて、「貴方はどう?」って私たちに問いかけてくれる。お勉強っていうとちょっと固いけど、知ることの刺激を与えてくれて考えさせてくれる。きっと知ることや新しいことに対する好奇心がものすごく高い人。

私自身はそういう人に憧れを持ちつつなれなかった人間だから如恵留さんはまさに私がなりたかった人で(おこがましいのは承知)、そんな人からこうやって刺激を受けられて新しい世界や価値観を知ることができることが本当に楽しい。*8

 

一方で、彼が時折語るアニメやゲームの話は好奇心がまた別の方向に働いててとってもかわいらしいし、(娯楽であってもてっぺん極めてる如恵留さんすごいし面白い)たまに見せる不器用なところは人間らしさが垣間見えてとっても愛おしい。(無音ダンス大好き)

 

もちろんいつも温かい言葉をかけてくれるところも大好きだ。「生きているだけで偉い」の言葉は魔法の言葉だし、”貴方”にかけてくれる優しい言葉を見る度に「この人を応援することができて本当に幸せだなぁ」と感じている。

 

そんな如恵留さんも自信のなさから武器で固めた鎧をまとっていた過去があって、それを剥がしてきたのがメンバーだって言うんだから、もう箱推しになるしかない。。。*9本当に7人みんないい子たちばかり(泣)。

 

ちなみに賛成コンを鑑賞したのが4/23、1か月後の5/27虎tube(出典動画:【涙の川島如恵留】半年遅れの誕生日をサプライズ!?) https://www.youtube.com/watch?v=Fe3PKup9ryw&list=PLBw8EmMNM8vzJRwZ05UlynrP563a65L0i&index=85)ではぼろぼろに泣いてしまう程、その時には立派なのえ担に。

 

今まで生きてきた中でパフォーマンスも人となりもここまでどんぴしゃな人は町田樹さんと川島如恵留さんだけ。個人的にこの2人すごく似てると思うから、同じエンターテイメント界で切磋琢磨してる者同士、いつか対談してくれないかなと思ってる。きっと1時間の対談でもこの2人なら3時間くらい話しそう(笑)*10

 

長々と語ったけど(これでも約6,000字、のえまるはいつも長文なうえに読みやすい文章で本当にすごい)これが私の沼落ち過程だ。

 

パフォーマンスから入って彼らの人柄に惹かれ、今ではほかのジャニーズファンと同様「かわいい」「かっこいい」という感情もめちゃくちゃわかるように。(それでもあくまで自分はトラジャファンでありジャニーズファンではない)

彼らのそういう姿を見る度に自分のパワーになっていて、なんとなく過ごしてた毎日がどれも新しい刺激のある毎日に変わった。

 

ファンになってからは、Travis Japanのこれまでの歩みや8.8で起きたこと、彼らの思い、ネットを駆使していろいろな情報を入手した。たとえ困難なことが起きてもそれを力に変えている彼らの芯の強さは最高にかっこよかったし、7人それぞれが異なる強さを持っているからこそ、Travis Japanはななこいちじゃないとダメなんだと思う。

 

沼落ち後も最初は厳選して購入していた雑誌をいつの間にか1P掲載でも購入したり、Jr.大賞に参加したり、供給だけでは満足できずお礼や要望のハガキを書くようになったりとより深い沼に落ち続けていてオタ活LIFEを満喫している。(フィギュアオタクしていた時も同じ雑誌を数冊買うなど、もともとハマるとやばい自覚はあった)

 

ファンになってから約1年半、渡米留学により環境は変わってしまったけど、渡米してからもずっとファンを大切にしてくれて素晴らしいパフォーマンスを届けてくれる彼らがもっと大好きになったし、失敗を恐れることなく前向きに挑戦している彼らがとても誇らしい。

 

次の挑戦に向けて日々頑張っている彼らがどうかこれからも健やかに活動できますように。いちファンとしてこれからも彼らを応援していきたいです。

 

★夢ハリの2番はすでにメンバーが5人の時にできていたそうで、いつか披露したいとメンバーが話していたと当時からのファンの方に教えていただきました。ご指摘ありがとうございます。こちらで修正させていただきます。

*1:

2014年ソチ五輪5位入賞。引退後はプロスケーターとして『Don Quixote Gala 2017:Basil’s Glory』(前代未聞の約9分にわたる3部作作品)など数多くの芸術的作品を披露。現在は國學院大學助教を勤めながらフィギュアスケートの発展のために研究活動を行っている。(Tatsuki Machida 町田 樹 OFFICIAL WEB SITE (tatsuki-machida.com) 如恵留さんと同じくバレエ経験者。どの瞬間を切り取っても美しいポージングは至高。

*2:コロナ禍でなかったらスケート鑑賞で忙しくてトラジャを追う機会はなかったかもしれない。そう考えるとこれも縁なのかなと思ったり。スケートは大分ライトファンにはなってしまったけど今でも大好きで現場にも行ってます。現役選手では友野選手が好き。

*3:未だに「素顔4」は未視聴。レンタルでもいいからいずれは観てみたい…。

*4:最後にジャニーズJr.14名で連続バク転する企画でもトリは如恵留さん。こちらも美しい舞だった…。(トラジャからは元太くんも選抜)

*5:特に松倉海斗さんが"トリプルカイト"の一人でもあり、松松の片割れでもあるところに混乱。カイト3人問題は虎tube見てたらいつの間にか解決。

*6:けっしてスケート界を批判しているわけではなく、ジャニーズというエンタメ界や彼らが培ってきたアイドルとしての経験値がコロナ禍においてはスケート界より高かったのだと思う。特にリーダーの宮近さんの強い言葉は真っ直ぐに見ている人に響いてくる。

*7:Travis Japanがくれる幸せ」『ダ・ヴィンチ(202011月号)、「噂の幸福度No.1グループTravis Japan」『ViVi(202012月号)など。

*8:努力の天才である如恵留さんに刺激を受けて、私も以前から興味があった資格を一つ取得。推しの力は偉大。

*9:ROTRIDE ON TIME)より。特に元太くんが如恵留さんの鎧をがっしゃんがっしゃん剥がしたのは有名なお話。もちろん泣きながら視聴。

*10:かつて「町田樹90分」というフィギュアスケートを語るオンラインイベントで町田さんは時間を大幅に超過し、その結果、約150分のイベントに。如恵留さんのソロインライを見る限り相性ばっちりの予感しかない。